夏場に「マスク着用」75%…猛暑日でも6割
夏場に75.0%、猛暑日でも60.7%の人がマスクの着用を続ける意向を示していることが、タニタが2020年6月24日に発表した「熱中症に関する意識・実態調査2020」より明らかになった。
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
熱中症に関する意識・実態調査2020は、全国の15歳~69歳の男女を対象に実施し、1,000サンプルの有効回答を得た。調査期間は2020年6月5日~6月8日。
新型コロナウイルスの感染予防としてマスクの着用が生活の一部となっている。夏になってもマスクの着用を続けようと思うか聞いたところ、「非常にそう思う」26.8%と「ややそう思う」48.2%の計75.0%は夏場もマスクの着用を続ける意向を示していることがわかった。
状況別にマスク着用の意向を聞いたところ、「猛暑日」60.7%、「屋外で人と十分な距離が確保できる場合」56.8%、「夏に外で運動をする際」42.4%と、体温が上がる運動の最中でもマスクを着用しようと思う人が4割を超えた。
新しい生活様式では、「適宜マスクを外すこと」が熱中症予防のポイントのひとつとなっていることを知っているか聞いたところ、「知っていた」54.2%、「知らなかった」45.8%と、半数近くが知らなかった。
調査の結果を受け、中京大学スポーツ科学部教授で医学博士・スポーツドクターの松本孝朗先生は「熱中症の対策の基本は『薄着』で、マスクも同様です。新型コロナウイルスへの感染予防として3密を避けるという中で、2m以上人との距離を取ることが推奨されています。屋外では風が吹いており、とても換気がいい状態です。これを考えれば、屋外ではそれほどマスクは必要ないとも考えられます。屋外で運動する場合は、周囲の人との距離に気を付けて、マスクをしないで運動することが健康面から考えるとよいでしょう」とコメントしている。
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