【高校受験2021】埼玉県公立高、出題範囲を縮小

 埼玉県教育委員会は2020年6月30日、2021年度(令和3年度)埼玉県公立高等学校入学者選抜における中学校の臨時休業などを踏まえた配慮事項について発表した。学力検査の出題範囲は、中学3年生の学習状況により出題範囲を縮小する方向で検討しているという。

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 埼玉県教育委員会は2020年6月30日、2021年度(令和3年度)埼玉県公立高等学校入学者選抜における中学校の臨時休業などを踏まえた配慮事項について発表した。学力検査の出題範囲は、中学3年生の学習状況により出題範囲を縮小する方向で検討しているという。選抜実施要項は7月発表予定。

 埼玉県公立高校入試は、部活動などの事項を評価に加味して選抜を行っている。しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、部活動などの大会が中止となり、出場できなかった生徒が入学者選抜で不利益を被ることがないよう、各高校で調査書の特別活動などの記録の扱いを定める。県として、各高校に配慮に関する考え方を示し、検討を促す。たとえば、中学1・2年生の部活動などの成果に重みを付けて評価する、3年間部活動に所属していたことを評価するなどがあげられる。

 また、臨時休校による中学3年生の学習状況も踏まえて、高校入試の学力検査の出題範囲を縮小する方向で検討しているという。

 学力検査において、数学または英語の学力検査問題を「学校選択問題」で実施する学校は、県立浦和や市立浦和、県立大宮など21校。

 今後、7月に選抜実施要項・入学者選抜要領、8月下旬に各高校の選抜基準を発表予定。

 選抜日程は、入学願書・調査書・学習の記録など一覧表の提出期間が2021年2月15日と16日、志願先変更期間が2月18日と19日、学力検査が2月26日、実技検査(芸術系学科など)と面接(一部の学校)が3月1日、追検査が3月3日、合格発表が3月8日。

《工藤めぐみ》

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