都立小中高一貫教育校、2022年度開校…募集概要など公表

 東京都教育委員会は2020年7月28日、令和4年(2022年)4月開校予定の都立小中高一貫教育校について、おもな特色や開校初年度の募集概要、学校説明会の開催について公表した。

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東京都立小中高一貫教育校
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 東京都教育委員会は2020年7月28日、令和4年(2022年)4月開校予定の都立小中高一貫教育校について、おもな特色や開校初年度の募集概要、学校説明会の開催について公表した。

 東京都は2022年4月、公立では全国初の取組みとなる小中高一貫教育校の開校を予定している。12年間の一貫した教育や国内外での体験活動を通して、児童・生徒ひとりひとりの資質や能力を最大限に高め、豊かな国際感覚を養う。おもな特色として、「すべての学習において探究的な学びを重視」「世界で通用する語学力と言語能力を育成」の2つを掲げている。

 12年間を通して探究プログラムを実施し、第10学年では全員が約3か月間の特別プログラムに参加。国内研修や海外での調査研究・ボランティアなどに取り組み、第11学年での成果発信、第12学年での進路実現に向けて活用する。また義務教育期間の9年間で、英語の授業を通常の学校より1,000時間以上多く学習。小学校の段階から第2外国語に触れる機会をつくる。

 都立立川国際中等教育学校の向かい側に附属小学校を設置。校舎は2022年夏ごろ竣工予定(校庭を除く)。竣工までの間は仮設校舎を使用する。

 2022年度は、小学1年生80人(男女各40人、海外帰国児童・在京外国人児童含む)を募集。通学区域は、通学時間が40分以内にある鉄道の駅やバス停を含む区市町村または地域。入学者は抽選と適性検査により決定する(適性検査問題例を学校説明会で公表)。

 2020年度学校説明会を2020年10月11日と31日、11月28日に開催する。申込みは、9月1日よりWebサイトで先着順に受け付ける。説明会などに関する問合せは、都立小中高一貫教育校開設準備室が電話にて受け付ける。

《桑田あや》

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