年末年始休暇「分散取得」1割未満…自宅でゆっくり8割

 くらしのマーケットは2020年11月25日、「年末年始の過ごし方」に対するアンケート調査の結果を公表した。年末年始休暇の“分散取得”予定者は1割未満で、約8割が「自宅でゆっくりする」と回答した。

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今年の年末年始休暇は何日間あるか
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 くらしのマーケットは2020年11月25日、「年末年始の過ごし方」に対するアンケート調査の結果を公表した。年末年始休暇の“分散取得”予定者は1割未満で、約8割が「自宅でゆっくりする」と回答した。

 くらしのマーケットは、生活関連の出張・訪問サービスに特化した日本最大級のインターネット商店街「くらしのマーケット」を運営。会員の男女985人に、「年末年始の過ごし方」に対するアンケート調査を実施した。調査はインターネットを利用し、11月13日~11月20日に行った。

 就業中の人に今年の年末年始の休暇は何日間あるか聞くと、「1週間以上」の人が約4割、6割以上が「6日以上」と回答した。また、年末年始休暇を分散して取得する予定の人は3.2%しかおらず、企業が主体となって分散取得を促しているという実態はほぼなさそうだ。自主的に休暇を分散取得する人も6.4%しかおらず、年末年始休暇を分散して取得する予定の人は1割未満と少数派となった。

 休暇を取得する具体的な日程を聞いたところ、12月26日から休む人が増加、12月29日から1月3日までは過半数が休む予定だと回答した。休暇予定日をみても休暇を分散取得している様相は見受けられず、12月29日から1月3日ころまでは、交通網や観光地など、場所によっては混雑する可能性がありそうだ。

 現在の外出に関する意識として、外出を「極力控えている」と回答したのは33.0%、「やや控えている」は56.3%となり、約9割の人が多少なりとも外出することへの危機感を抱いていることがうかがえる。一方で、「くらしのマーケット」が9月に同様の調査をした際には、「極力控えている」が45.1%、「やや控えている」が47.0%だったことを考えると、外出自粛の意識は一時期と比べるとやや薄まっているようにも感じられる。

 年末年始の予定については、約8割が「自宅でゆっくりする」と回答する一方で、「帰省」15.1%が5位に入った。また、11.4%が「外食」、8.0%が「国内旅行」と回答しており、一定数の人たちは外出も予定していることがわかった。

 年末年始にGo To キャンペーンを利用する予定はあるか聞くと、トラベル、イート、イベント、商店街のいずれにおいても「利用しない予定」が大半を占めた。利用意向がもっとも高かったのは「Go To イート」で17.1%が「利用する予定」、25.9%が「検討中」と回答。「Go To トラベル」は12.2%が「利用する予定」、12.3%が「検討中」と回答し、利用の際には混雑回避のために日時や場所を選ぶ必要がありそうだ。

《田中志実》

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