待望の映画化「屋根裏のラジャー」2022年夏公開決定

『メアリと魔女の花』以来5年ぶりとなるスタジオポノックの長編最新作として、『屋根裏のラジャー』が2022年夏に公開される。“誰にも見えない少年”を主人公とするファンタジーで、特報映像とティザービジュアルがお披露目。原作者とスタッフからのコメントも到着した。

趣味・娯楽 その他
『屋根裏のラジャー』ティザービジュアル(C)2022 Ponoc
『屋根裏のラジャー』ティザービジュアル(C)2022 Ponoc 全 3 枚 拡大写真

『メアリと魔女の花』以来5年ぶりとなるスタジオポノックの長編最新作として、『屋根裏のラジャー』が2022年夏に公開されることが決定した。“誰にも見えない少年”を主人公とするファンタジーで、特報映像とティザービジュアルがお披露目。原作者とスタッフからのコメントも到着した。

『屋根裏のラジャー』は、少女の想像から生まれた“イマジナリ”という存在の、誰にも見えない少年・ラジャーを主人公とするファンタジー。人間の想像が食べられてしまう世界を舞台に、ラジャーと仲間たちが大切な人の未来と運命を懸けた“誰にも見えない戦い”に挑むストーリーが展開する。
原作は、世界の文学賞を席巻したA.F.ハロルドによる小説「The Imaginary」だ。イギリス文学協会賞受賞をはじめ、ケイト・グリーナウェイ賞、カーネギー賞などにノミネートされ、海外の各有力メディアも絶賛した原作をもとにした、待望の映画化となる。

原作『ぼくが消えないうちに』(ポプラ社)作/A.F.ハロルド、絵/エミリー・グラヴェット、訳/こだま ともこ

監督を務める百瀬義行は、『おもひでぽろぽろ』や『平成狸合戦ぽんぽこ』、『もののけ姫』、『千と千尋の神隠し』など数多くのスタジオジブリ作品で中核を担ってきた。スタジオポノックでは、短編アンソロジー『ちいさな英雄』の一篇『サムライエッグ』、オリンピック文化遺産財団の芸術記念作品『Tomorrow’s Leaves』を手がけている。
故・高畑勲監督に「百瀬さんがアニメーションを進化させる」と言わしめた鬼才が、アニメーション人生のすべてを懸けて挑む渾身の作品だ。

このたび初公開された特報映像には、ポノックの手描きアニメーションならではの繊細なタッチで映画冒頭の想像への入口が描かれた。これから始まる壮大な物語を予感させるような内容で、一見すると普通の少年のような“見えない”主人公・ラジャーの表情も印象的だ。


またティザーポスタービジュアルには、幻想的な巨木に集まってくる、ラジャーと≪イマジナリの町≫に暮らす仲間たちの姿を確認できる。シルエットだけでも個性的なキャラクターたちがどんな冒険を見せてくれるのか、来夏公開の本編に期待が膨らむ。

スタジオポノックの長編最新作となる『屋根裏のラジャー』は、2022年夏に劇場公開される。

<以下、コメント全文掲載>


【A.F.ハロルド】


スタジオポノックが私とエミリーの小説に特別なものを見いだし、時間と才能を費やして映画化してくれたことを嬉しく光栄に思います。この物語が本から映画へどう変化されていくのか、楽しみで興味津々です。そしてスタジオポノック作品だからこそ信頼しています。

【百瀬義行】


“想像”を具現化するのは、とても難しい作業です。「見たことがないもの」を映画で見せるという高いハードルがある一方で、だからこそ、アニメーション表現としての面白味を感じ、挑戦の意識を持って作っています。“想像の中から生まれた少年”と聞くと、一見、窮屈な印象に思われるかもしれませんが、その少年からの目線に映るのは実に広大で開放された世界です。 ラジャーと≪イマジナリの町≫で暮らす仲間たちは、無邪気で純粋で刹那的な存在ですが、 この“想像たち”から見た世界を、閉塞感で描くのではなく、この時代を生きる私たちに力を与えてくれる、豊かな気持ちと解放感で満ちた映画にしたいと思います。

【西村義明】


原作を手にしたのは『メアリと魔女の花』を作り終えた直後でした。誰もが経験したことのある人生のきらめき。愉快で、少し怖く、何より心が動きました。この文学を映画にできないだろうか。人間でも幽霊でもロボットでも動物でもない、「人間に想像された少年」の視点で私たちの今を捉える映画を作れないか。2年のあいだ考え続け、ラジャーの姿が立ち現れました。彼が伝えようとするかけがえのない何かに魅了されていきました。これは、想像の中に生きる少年ラジャーの物語です。誰にも見えない所で必死に生きる世界中の私たちの物語です。そして、あなたの横に愛も希望もいつも「いる」のだと、声高に言う映画です。百瀬義行という才能と、作品に関わる全クリエイターと共に、手描きアニメーション映画のその先を目指します。是非ご期待ください。

『屋根裏のラジャー』(2022 年/シネスコ/105 分予定)
原題「The Imaginary」
原作:A.F.ハロルド「The Imaginary」(「ぼくが消えないうちに」こだまともこ訳・ポプラ社刊)
監督:百瀬義行 プロデューサー:西村義明
製作:「屋根裏のラジャー」製作委員会
配給:東宝

(C)2022 Ponoc

「メアリと魔女の花」スタジオポノックの5年ぶり最新作!「屋根裏のラジャー」22年夏公開

《仲瀬 コウタロウ》

【注目の記事】

この記事の写真

/

特集