【高校受験2023】千葉県公立高「思考力を問う問題」3校に増加…出題方針等公表

 千葉県教育委員会は2022年7月26日、2023年度(令和5年度)千葉県公立高等学校入学者選抜における学力検査の実施教科および出題方針等について公表した。実施2年目となる「思考力を問う問題」については、前年度の1校から3校に実施校を増やす。

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令和5年度高等学校入学者選抜情報
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 千葉県教育委員会は2022年7月26日、2023年度(令和5年度)千葉県公立高等学校入学者選抜における学力検査の実施教科および出題方針等について公表した。実施2年目となる「思考力を問う問題」については、前年度の1校から3校に実施校を増やす。

 千葉県公立高等学校入学者選抜では、2022年度入試から学校設定検査の内のその他の検査として「思考力を問う問題」を導入。基礎的・基本的な知識および技能を十分に活用し、さまざまな事柄を関連付けてより正確に理解する力と、より深く思考する力を重視する問題を出題する。実施高校は、前年度の千葉(普通)に加え、2023年度は千葉東(普通)、東葛飾(普通)が新たに導入。計3校で実施する。

 「思考力を問う問題」の構成について、国語は文章を筋道立てて細部まで読み取る力と、そのことについて他者に正しく明確な表現で伝える力をみる。数学は、数学的に問題をとらえ、論理的に考察する力、統合的・発展的に考察する力および表現する力を、英語は、英語のコミュニケーションについて、発信されている内容を正しく理解し、論理的、批判的に思考し、判断する力、表現する力をみることができるようにする。検査時間は60分、配点は100点満点。

 また、一般入学者選抜等の「本検査」および「追検査」は、国語・数学・理科・社会が各教科50分、英語が60分で実施。配点は各100点満点。国語の問題は放送による聞き取り検査を、英語の問題は放送によるリスニングテストを含む。

 出題方針として、国語は学習指導要領に基づき、国語の基礎的・基本的な知識および技能を身に付けているかをみる。数学は学習指導要領に基づき、数学的な見方・考え方を働かせながら行う数学的活動を通して、数学的に考える資質・能力を身に付けているかを、英語は、基礎的・基本的な知識および技能と、英語によるコミュニケーションにおける見方・考え方を働かせ、理解したり表現したりする力を全領域にわたり身に付けているか、といったポイントをみることができるようにする。Webサイトでは、この他、理科、社会についても詳しくまとめている。

 千葉県公立高等学校一般入学者選抜における検査は2023年2月21日・22日。追検査は3月1日に実施。合格発表(入学許可候補者発表)は3月3日に行われる。

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《畑山望》

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