高校生の就職内定率76.1%…最高は「工業科」87.8%

 文部科学省は、2023年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況(2022年10月末現在)を発表した。就職内定率は前年同期比1.0ポイント増の76.1%。都道府県別では富山県、学科別では「工業」に関する学科がもっとも内定率が高い。

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新規高等学校卒業(予定)者の就職(内定)状況
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 文部科学省は、2023年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況(2022年10月末現在)を発表した。就職内定率は前年同期比1.0ポイント増の76.1%。都道府県別では富山県、学科別では「工業」に関する学科がもっとも内定率が高い。

 2023年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況調査は、国公私立の高等学校および中等教育学校(全日制・定時制)の卒業予定者のうち、就職希望者13万8,201人を対象に実施。今回は10月末現在の状況を取りまとめている。

 10月末現在の就職内定者は前年同期比6,609人減の10万5,179人。就職内定率(就職希望者に対する就職内定者の割合)は前年同期比1.0ポイント増の76.1%。男女別では、男子が前年同期比0.7ポイント増の77.0%、女子が前年同期比1.4ポイント増の74.6%でやや男子が上回った。

 学科別でみると「工業」87.8%がもっとも多く、「看護」83.5%、「商業」81.3%、「水産」79.0%、「福祉」と「家庭」78.6%、「農業」77.0%、「情報」75.4%、「総合学科」73.7%、「普通」63.2%と続いた。なお、「看護」に関する学科は5年課程5年次の就職内定率を示している。

 都道府県別にみると、富山県88.6%がもっとも高く、ついで愛知県88.2%、三重県87.6%、佐賀県85.2%、岐阜県84.2%、福井県84.2%。一方、内定率がもっとも低かったのは沖縄県47.2%で、北海道59.8%、高知県62.4%、神奈川県62.7%、千葉県66.6%、東京都66.6%と続いた。

《川端珠紀》

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