2022年の出生数、80万人割れの見通し…人口動態統計速報

 厚生労働省は2022年12月20日、2022年(令和4年)10月分の人口動態統計速報を公表した。2022年1~10月の出生数は66万9,871人で、前年同期より3万3,827人減り、過去最少の水準となった。このペースで推移すると、2022年の出生数は初めて80万人を割り込む見通し。

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 厚生労働省は2022年12月20日、2022年(令和4年)10月分の人口動態統計速報を公表した。2022年1~10月の出生数は66万9,871人で、前年同期より3万3,827人減り、過去最少の水準となった。このペースで推移すると、2022年の出生数は初めて80万人を割り込む見通し。

 人口動態統計は、出生・死亡・婚姻・離婚・死産の届出書等に基づいて市区町村が作成した人口動態調査票について、厚生労働省が集計したもの。速報の数値は調査票の作成枚数であり、日本における日本人、日本における外国人、外国における日本人、前年以前に発生した事象を含んでいる。

 2022年1~10月の出生数は、前年同期比3万3,827人減の66万9,871人。月ごとの出生数をみると、2~10月の各月で前年同月より減少している。一方、死亡数は、前年同期比9万3,853人増の128万9,310人。出生数と死亡数の差である自然増減数は-61万9,439人。

 2021年の出生数は、1899年(明治32年)の調査開始以来最少の81万1,622人(確定数)を記録した。2022年の出生数は、このままのペースで推移すれば、2021年をさらに下回り、初めて80万人を割る見通しとなっている。


《奥山直美》

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