「商・経営系」1位は…学部系統別実就職率ランキング

 大学通信が2022年末から公開している「2022年学部系統別実就職率ランキング」。「商・経営系」では、3位に中部大・経営情報学部、4位に愛知工業大・経営学部、5位に甲南大・マネジメント創造学部がランクイン。1位、2位は大学通信のWebサイトより確認できる。

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2022年学部系統別実就職率ランキング【商・経営系】1~15位
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 大学通信が2022年末から公開している「2022年学部系統別実就職率ランキング」。「商・経営系」では、3位に中部大・経営情報学部、4位に愛知工業大・経営学部、5位に甲南大・マネジメント創造学部がランクイン。1位、2位は大学通信のWebサイトより確認できる。

 ランキングは、医科・歯科の単科大等を除く全国743大学を対象に今春の就職状況を調査。558大学から得た回答(2022年8月15日現在)を基に、系統別に学部実就職率上位校をまとめた。実就職率(%)は、「就職者数÷(卒業生数-大学院進学者数)×100」で算出。文部科学省が推奨する「就職率=就職希望者数に占める就職者の割合」と区別するため「実就職率」という表記を用いた。なお、算出方法が異なるため、各大学が公表している就職率と異なる場合がある。ランキングには、卒業生数が80人未満の小規模学部、通信教育学部、2部・夜間主コースのみのデータは未掲載。

 3位は実就職率96.8%の中部大・経営情報学部、4位は実就職率96.4%の愛知工業大・経営学部がランクイン。

 愛知工業大・経営学部は、経営学科に2つの専攻を設置。「経営情報システム専攻」では、工業大学ならではの恵まれたコンピュータ環境を利用して、コンピュータによる情報処理やインターネットの知識と技術、経営的な応用手法を学び、企業経営のビジネスリーダーを養成する。「スポーツマネジメント専攻」では、スポーツを経営の視点から捉えるために、経営学や会計学の基礎を学ぶ。加えて、スポーツイベントを企画・運営する等の活動を通して実践力を身に付け、コンピュータを活用した情報処理能力も高める。

 5位は実就職率96.1%の甲南大・マネジメント創造学部(通称:CUBE)。CUBEは、多彩な経歴・専門・文化的背景をもつ教員の指導のもと、学際的・国際的な視点と、社会で使えるレベルの英語力を身に付け、多様な視点から課題を捉えて解決するための総合的マネジメント力を養成する。行動経済学やマーケティング等の社会と密接したテーマに学年を超えた仲間と取り組む「研究プロジェクト科目」や、選択制のCUBE独自プログラムによる英語教育を展開。留学やビジネスシーンに必要な語彙力や幅広い知識・スキルを短期間で習得することを目指す。

 「商・経営系」では、各大学の特性を生かし、ICT社会やグローバル社会でのビジネスに必要な能力の養成に力を入れる大学が上位にランクインしている印象だ。大学通信のWebサイトでは、ランキング上位の大学についても、結果に結び付いた分析を含め紹介している。

2022年実就職率ランキング「商・経営系」1位は?

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《畑山望》

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