【高校受験2024】大阪府公立高入試、選抜実施要項を公表

 大阪府教育委員会は2023年10月13日、2024年度(令和6年度)大阪府公立高等学校入学者選抜実施要項を公表した。応募資格や英語資格(外部検定)の活用など全般的な事項とともに、各選抜内容を掲載している。一般入学者選抜の学力検査は2024年3月11日。

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一般入学者選抜の学力検査の実施時間と配点
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 大阪府教育委員会は2023年10月13日、2024年度(令和6年度)大阪府公立高等学校入学者選抜実施要項を公表した。応募資格や英語資格(外部検定)の活用など全般的な事項とともに、各選抜内容を掲載している。一般入学者選抜の学力検査は2024年3月11日。

 2024年度大阪府公立高等学校入学者選抜は、一般入学者選抜のほか、特別入学者選抜、大阪府立豊中高等学校能勢分校に係る入学者選抜、海外帰国生徒や外国人生徒の入学者選抜、秋季入学者選抜など9種類の選抜が実施される。

 このうち、一般入学者選抜の学力検査は、国語、数学、英語、理科、社会の5教科で、配点は各教科90点。国語・数学・英語では「基礎的問題」「標準的問題」「発展的問題」の3種類の問題を作成。ただし、英語のリスニングテストについては、基礎的・標準的問題を同一問題とし、「発展的問題」は別の問題を出題する。

 また「英語」では、外部機関の英語資格(TOEFL・iBT・IELTS・英検)を活用する。活用にあたっては、スコアなどに応じた読み替え率を定め換算した点数と、学力検査の点数を比較し、高いほうの点数を受験者の学力検査の成績とする。

 選抜にあたっては、学力検査の成績に、調査書中の必修の全教科の評定を加えた総合点を基本に自己申告書および調査書中活動/行動の記録を資料として選抜を行う。総合点の算出は、学力検査450点満点、調査書中の評定450点満点で算出した点数に、5種類の倍率タイプから各校が選択した倍率をかけて合計する。たとえば北野(文理)は、学力検査の成績にかける倍率が1.4倍、調査書の評定にかける倍率が0.6倍に設定している。

 一般入学者選抜の出願は1校1学科等に限る。ただし、募集人数を複数の学科等ごとに設定している学校では、他の1学科等を第2志望にできる。願書は、全日制および定時制で2024年3月4日~6日に受け付け、3月11日に学力検査等を実施する。合格発表は3月19日。

 2024年度の大阪府公立高等学校入学者選抜実施要項の全文は、大阪府教育委員会のWebサイトからPDFファイルでダウンロードできる。

《川端珠紀》

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