「文・人文・外国語系」1位は…2023学部系統別実就職率ランキング

 大学通信は2024年2月6日、「2023年学部系統別実就職率ランキング(文・人文・外国語系学系)」を公開した。3位は昭和女子大・人間文化学部、4位はノートルダム清心女子大・文学部がランクイン。1位・2位は大学通信のWebサイトより確認できる。

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2023年学部系統別実就職率ランキング【文・人文・外国語系】
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 大学通信は2024年2月6日、「2023年学部系統別実就職率ランキング(文・人文・外国語系学系)」を公開した。3位は昭和女子大・人間文化学部、4位はノートルダム清心女子大・文学部がランクイン。1位・2位は大学通信のWebサイトより確認できる。

 ランキングは、医科・歯科の単科大などを除く全国749大学を対象に今春の就職状況を調査。565大学から得た回答(2023年10月10日現在)をもとに、系統別に学部実就職率上位校をまとめた。実就職率(%)は、「就職者数÷(卒業生数-大学院進学者数)×100」で算出。文部科学省が推奨する「就職率=就職希望者数に占める就職者の割合」と区別するため「実就職率」という表記を用いる。なお、算出方法が異なるため、各大学が公表している就職率と異なる場合がある。

 ランキングには、卒業生数が80人未満の小規模学部、通信教育学部、2部・夜間主コースのみのデータは未掲載。東京大などデータを未公表、または未集計の大学・学部も掲載していない。大阪公立大は統合前の大阪市立大と大阪府立大の実績を掲載している。

 3位は実就職率95.1%の昭和女子大・人間文化学部。日本語日本文学科は、言語(日本語学、日本語教育)、文学(古典文学、近現代・児童文学)の2コース制。出版・編集・創作に関する科目のほか、海外プログラムや留学生との交流、テンプル大学ジャパンキャンパス日本語学科との連携など、多文化と相互に対話する機会もある。歴史文化学科は、歴史・地理、文化の2分野を、実習・フィールドワーク・文献研究から探究。高等学校教諭一種(国語・書道、地理歴史)、中学校教諭一種(国語、社会)、図書館司書・司書教諭、学芸員、日本語教員、考古調査士(2級)など、取得できる資格が多い。また、アーキビスト養成課程も設置している。

 4位は実就職率94.9%でノートルダム清心女子大・文学部がランクイン。文学部は英語英文学科、日本語日本文学科、現代社会学科の3学科制で、いずれも中学校・高等学校教諭一種免許など、免許や資格取得が可能。就職決定率(就職決定者数÷就職希望者数×100)をみると、2019年度は英語英文学科と現代社会学科、2021年度は英語英文学科と日本語日本文学科、2022年度は日本語日本文学科がそれぞれ100%を達成している。5位は実就職率94.8%の東京家政大・人文学部。人文学部は英語コミュニケーション学科・心理カウンセリング学科・教育福祉学科の3学科制。教育福祉学科では卒業と同時に取得を目指せる資格として、社会福祉士や精神保健福祉士の国家資格もある。

 文・人文・外国語系の実就職率は、30位までのうち私立大が21校を占め、ランキング30位は京都女子大・文学部で実就職率91.1%であった。

 大学通信のWebサイトでは、文・人文・外国語系実就職率ランキング1位・2位の学校についても、ランキング結果に結びついた分析を含め紹介している。現在、リセマムでは文・人文・外国語系のほか、法学系ランキングを掲載しており、今後も系統別に紹介していく予定だ。

2023年実就職率ランキング「文・人文・外国語系」1位は?

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《川端珠紀》

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