国立大学協会は2024年10月1日から11月30日までの2か月間、「国立大学フェスタ2024」を実施する。国立大学や大学共同利用機関の教育研究活動を広く知ってもらうため、オープンキャンパスや公開講座、子供むけ科学教室など、全国で300件以上のイベントが行われる予定。
2010年度から実施されている「国立大学フェスタ」は、今回で15回目を迎える。期間中は、各国立大学等が地域と連携し、大学が所蔵する文化財の公開や、研究の成果を市民にわかりやすく伝える講演会、子供たちが気軽に参加できる体験科学講座、音楽コンサートなどを集中して行う。
2024年度は、オープンキャンパス32件、シンポジウム・セミナー62件、公開講座108件、サイエンスカフェ7件、演奏会2件、大学祭46件、ホームカミングデー26件など、全国で337件もの多岐にわたるイベントが企画されている（7月5日現在）。
イベントの一例を紹介すると、東京大学は10月上旬に安田講堂にて「第139回（2024年秋季）東京大学公開講座」を行うほか、10月19日に「第21回東京大学ホームカミングデイ」を本郷キャンパスとオンラインで実施。東京大学・田無演習林で行う公開講座「第45回田無演習林子ども樹木博士」なども企画されている。
岐阜大学は、10月19日に「中学生のための体験科学講座」を行うほか、11月10日に「親子天文教室」を、8月から12月にかけて中高生向けのオンライン公開講座「日本刀の科学」などを開催。愛知教育大学は、11月16日に「科学・ものづくりフェスタ＠愛教大」、11月23日に「第6回あつまれ！子どもキャンパス」を開催。ものづくりや遊びを通して、楽しく学びを体験するプログラムを実施する。
各大学のイベント概要や参加方法など、詳細は国立大学協会のWebサイトから確認できる。事前予約が必要なものや参加費がかかるイベントもあるため、事前に確認のうえ、この機会に国立大学などが行う教育研究活動に触れ、体験してみてほしい。
