飛び入学者対象、高卒程度認定審査・後期…10/29まで受付

 文部科学省は2024年9月25日、2024年度(令和6年度)高等学校卒業程度認定審査(後期)の受付を開始した。大学への飛び入学者を対象としており、出願締切は10月29日(郵送の場合は消印有効)。2025年1月末ごろに審査結果を送付する。

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高等学校卒業程度認定審査について
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 文部科学省は2024年9月25日、2024年度(令和6年度)高等学校卒業程度認定審査(後期)の受付を開始した。大学への飛び入学者を対象としており、出願締切は10月29日(郵送の場合は消印有効)。2025年1月末ごろに審査結果を送付する。

 文部科学省は、2022年度(令和4年度)より、飛び入学制度の活用を促す観点から、大学への飛び入学者について文部科学大臣が高等学校卒業者と同等以上の学力を有することを認定する制度「高等学校卒業程度認定審査」を創設、運用を開始している。

 「高等学校卒業程度認定審査」は、大学への飛び入学者について、入学した大学で一定の単位を修得している状況をもとに、高校卒業者と「同等以上の学力」を有することを文部科学大臣が認定する。審査は毎年1回以上実施。認定基準は、高校で50単位以上、飛び入学した大学で16単位以上を修得していること。また、修得した単位の分野が著しく偏っていないこと。

 高校・大学の関係者で構成される審査委員会にて審査を行い、合格した者を「高等学校卒業程度認定審査合格者」とする。合格者に対しては合格証書を授与するほか、高校卒業と同等の法的地位を与える。加えて、高校等卒業を受験などの要件として設定している採用試験や国家試験についても受験が可能となるものがある。

 2024年度高等学校卒業程度認定審査(後期)は、9月25日~10月29日の期間に郵送およびメールにて出願を受け付ける。郵送の場合は当日消印有効。11月ごろ~12月ごろに審査を実施し、2025年1月末ごろに審査結果を送付。合格者には合格証書が送られる。実施要綱や出願書類などの詳細は、文部科学省Webサイトにて確認できる。

 なお、2023年5月時点での大学への飛び入学者は累計152名。2023年度高等学校卒業程度認定審査の前期では、3名が出願し、全員が合格した。しかし2023年度後期と、2024年度前期では応募がなかった。文部科学省では、飛び入学制度を実施する大学について、飛び入学検討者やすでに飛び入学した学生に対して認定審査の周知を図るとともに、各大学に飛び入学制度の導入や積極的な活用を改めて検討してほしいと呼びかけている。

《木村 薫》

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