【高校受験2025】大阪府公立高入試<社会>講評…難易度は昨年並み

 2025年3月12日(水)、令和7年度(2025年度)大阪府公立高等学校入学者選抜のうち、一般入学者選抜の学力検査が実施された。開成教育グループの協力を得て、「社会」の講評を掲載する。このほかの教科(全5教科)についても、同様に掲載する。

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【高校受験2025】大阪府公立高入試<社会>講評
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 2025年3月12日(水)、令和7年度(2025年度)大阪府公立高等学校入学者選抜のうち、一般入学者選抜の学力検査が実施された。3月7日の出願締切時点(2025年3月7日発表)で、単位制を除く全日制普通科(専門学科併置校を含む)は募集人員2万75人に対して、学校全体の志願者数が2万271人、競争率は1.01倍となった。

 リセマムでは、開成教育グループの協力を得て、「社会」の講評を掲載する。このほかの教科(全5教科)についても、同様に掲載する。

大阪府<社会>講評
(開成教育グループ 提供)


<総論>
大問1 地理 やや難
大問2 総合 標準
大問3 歴史 標準
大問4 公民 やや易

 設問数は40問で、昨年より2問増加したが、全体の難易度は昨年並みであった。地理11問、歴史17問、公民12問が出題され、その中で分野総合とも思われる問題が2問出題された。昨年度は3分野がバランス良く出題されたが、今年度は歴史分野が多く出題された。大問数は例年通り4問で、1問は「日本とさまざまな地域の交流」をテーマに3分野にまたがる出題であった。

 出題形式では、記号選択問題が25問で最も多く、用語記述問題が11問、記述説明問題が4問であった。記号選択問題は昨年度と同じ問題数で、記述問題が1問増加した一方で、完答型の問題が昨年度の10問から7問に減少している。設問内容は基礎的・標準的な内容がほとんどで、記述説明問題も資料の読み取りをもとに素直に答えられる問題が中心だが、語句指定があることや空欄に合わせて答えることに注意を払う必要があった。

 地理では、地形図や東南アジア(シンガポール・タイ・ベトナム・ミャンマー)の位置関係、産業、資源に関する基礎知識が問われた。歴史では、同時代のできごとや文化に関連する出題が見られた。公民では、憲法の条文の用語補充を含め、政治・経済までまんべんなく基本事項が問われた。資料の読み取り問題に関しては、計算を含む丁寧なデータの読み取りや正誤判断が求められる問題が出題された。

<トピックス>
・地形図読み取りの出題
・東南アジアの国土の位置に関する出題


 このレポートは2025年3月13日(木)に開成教育グループが作成したもの。

協力:開成教育グループ





《編集部》

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