高校生の海外留学3.5万人、コロナ禍前より1.2万人減…文科省調査

 文部科学省は2025年3月28日、2023年度(令和5年度)高校などにおける国際交流などの状況について調査結果を公表した。高校生の留学生数は3.5万人と前回調査から大きく回復したが、コロナ禍前の4.7万人に対して1.2万人少ない結果となった。

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研修旅行先国・地域別生徒数の推移(3か月未満)
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 文部科学省は2025年3月28日、2023年度(令和5年度)高校などにおける国際交流などの状況について調査結果を公表した。高校生の留学生数は3.5万人と前回調査から大きく回復したが、コロナ禍前の4.7万人に対して1.2万人少ない結果となった。

 文部科学省では、高校生の海外留学生数の状況などを把握するため、高校などにおける国際交流などの状況について1986年度(昭和61年度)から隔年で調査を行っている。調査対象は、全国の高校、中等教育学校の後期課程、特別支援学校の高等部、専修学校高等課程。

 語学研修や国際交流などのために外国へ3か月未満の研修旅行をした高校生は、前回調査より3万494人増の3万1,711人。高校生を派遣した学校数(実数)は、公立872校、私立600校、国立12校の計1,484校。行き先は47か国・地域にわたり、もっとも多いのはオーストラリア7,774人、ついでアメリカ4,626人、台湾3,214人、イギリス2,826人、カナダ2,604人だった。

 外国の高校などに3か月以上留学をした高校生は、前回調査(2021年度)より1,273人増の3,174人。高校生を派遣した学校数(実数)は、公立388校、私立410校、国立11校の計809校。行き先は44か国・地域にわたり、カナダ998人、アメリカ653人、ニュージーランド551人、オーストラリア349人、イギリス人85人の順に多かった。

 日本人高校生の海外留学生数については、政府が「第4期教育振興基本計画」において2033年に12万人との数値目標を掲げている。

 これに対し、研修旅行(3か月未満)と留学(3か月以上)を合計した高校生の留学生数は3万4,885人となり、過去最高となったコロナ禍前の2017年度(平成29年度)の4万6,869人に対しては1万1,984人少ない結果となったものの、前回調査時(2021年・令和3年度)の3,118人から回復がみられた。

 このほか、修学旅行で外国を訪れた高校生は、コロナ禍だった前回調査時0人から6万6,618人と急回復した。実施校(実数)は、公立158校、私立328校、国立1校の計487校。行き先は29か国・地域で、最多はオーストラリアの1万2,304人、ついでシンガポール1万1,734人、台湾1万616人、アメリカ9,904人、マレーシア5,810人であった。

《中川和佳》

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