【医学部受験】少子化の時代に満員御礼で募集締切! 1校舎あたりの医学部合格者数日本一、伝説の医学部専門予備校YMSの「医学部推薦対策」

 2025年度の医学部入試も、独自の指導によって大きな合格実績をあげた医学部受験専門予備校YMS。その校舎責任者・小柴允利氏に、高い合格率を維持する同校の指導の秘訣と医学部の推薦対策について話を聞いた。

教育・受験 高校生
PR
1校舎あたりの医学部合格者数日本一、医専予備校YMSの「合格率を高める指導法」
1校舎あたりの医学部合格者数日本一、医専予備校YMSの「合格率を高める指導法」 全 6 枚 拡大写真

 2025年度の医学部入試でも1校舎あたりの医学部合格者数日本一を達成した医学部専門予備校YMS。2026年度の受験年度生の募集では、なんと3月中旬に満員御礼となり、早々に募集を締め切ったという。少子化の時代に伝説的な実績をたたき出していることが話題となっている。そんなYMSの校舎責任者・小柴允利氏に、医学部指導の秘訣と医学部の推薦対策について話を聞いた。

1校舎あたりの医学部合格者数、日本一「日本でいちばん勢いのある医学部予備校」

--YMSは代々木に1校舎のみの展開でありながら、2025年度の最終合格者数は346名と高い合格実績をあげています。創立44年、今では親子二世代でYMSから医学部に進学するケースも増えているそうですね。

 YMSは、医学部受験に特化した国内で最も歴史ある医学部専門予備校であり、創立から44年間の総合格者数は6,447名にのぼります。ご指摘の通り、お父さま、お母さまがYMSを経て医学部に進学され、そのお子さまもYMSに通ってくださるという例も増えています。そろそろ三世代目を輩出できると期待しています。

 2025年度の合格実績は、この代々木の1校舎から最終合格346名、1次合格628名(講習生・模試受験生を除く)という結果でした。一次合格者数は、5年連続で増加しています。2020年度は301名でしたが、2021年度は437名、2022年度は451名、2023年度は504名、2024年度は543名と飛ぶ鳥を落とす勢いで増加していき、そしてついに2025年度は628名に到達し、5年前の2倍以上となっています。「日本でいちばん勢いのある医学部予備校」と言われています。

取材に応じてくれた医学部受験専門予備校YMSの校舎責任者・小柴允利氏

44年の知見とデータで医学部入試に特化した授業

--YMSの医学部への高い合格実績を支える指導の秘訣は、具体的にどのようなところにあるのでしょうか。

 YMSの強みは次の3本の柱で支えられていると言えます。

(1)44年にわたる医学部入試分析に基づく、医学部入試に特化した授業
(2)専任講師がひとりひとりをしっかりサポートする担任指導
(3)医師の資質を育む「医のアート」という独自の教育

 これらがそろった環境が、長年にわたる医学部への高い合格率を支えていると思います。

--本日は「医学部の推薦対策」について伺います。大学入試全体として、推薦入試の枠が年々広がっているようですが、医学部入試においてはどのような変化が見られますか。

 医学部入試においても推薦入試の占める割合は年々増加しています。募集人員における推薦の割合は、国公立大学医学部では約27%、私立大学医学部では約21%となっており、ざっくりですが、4人に1人は推薦で医学部に入る時代になっています。実はYMSでも、最終合格346名のうち97名は推薦合格者です。 

--具体的には、推薦でどのような大学に合格されているのですか。

 国公立大の医学部では、昨年は東京医科歯科大学と東京工業大学が統合して話題になった東京科学大学や、国際卓越研究大学に認定された東北大学のほか、高知大学に合格しています。

 私立大の医学部では、2025年度だけで、東邦大学に26名、東京医科大学に22名、北里大学に17名、東京女子医科大学に12名、聖マリアンナ医科大学に7名が合格しています。推薦ですから、重複は含みません。東邦大学や東京医科大学等では、日本一の合格実績をあげています。

--圧倒的な合格者数ですね。どのような対策をされているのですか。

 国公立大医学部の推薦対策は個別で実施することが多いのですが、私立大医学部の推薦対策は、東邦大学、東京医科大学、北里大学、東京女子医科大学、聖マリアンナ医科大学については9月以降に常設の対策講座が設置されます。その中で、願書添削や面接練習を個人ベースで行い、学科や適性試験の対策も大学別に丁寧に実施します。実際に推薦で合格した卒業生にも対策講座に来てもらい、講師と医大生が一体となって指導を行います。

医学部専門予備校YMSの推薦対策講座の授業風景。小柴允利講師とその大学に合格したYMS卒業生が指導に当たる

--推薦というと狭き門のイメージをもたれる生徒・保護者も少なくないように思いますが、実際はどうなのでしょう。

 医学部の志願者数と合格者数から倍率を割り出してみると、私立大の医学部では、一般入試の倍率が約20倍であるのに対して、推薦入試の倍率はなんと約8倍となっており、倍率からすると実は推薦入試の方が明らかに受かりやすいと言えます。

--医学部推薦の種類について教えてください。

 医学部の推薦では大きく分けて2種類があります。1つは学校推薦型選抜で、もう1つは総合型選抜(AO入試)です。

 学校推薦型選抜は、学校長の推薦が必要で、志願者自らの意志のみで出願できるものではなく、能力・意欲・適性等を学校長が判断します。調査書をおもな資料とし、推薦書にアドミッション・ポリシーに対応する志願者の学習歴や活動歴を踏まえた学力の三要素に関する評価についての記載が求められます。一般推薦(公募)、指定校推薦、内部推薦、地域枠推薦などが含まれます。

 総合型選抜(AO入試)は、学校長の推薦が必ずしも必要ではなく、志願者自らの意志で出願できます。「志願者本人の記載する資料」を主な資料とし、志願者の能力・意欲・適性等が総合的に評価される方式です。卒業生(同窓生)子女入試、特色選抜などが含まれます。

--医学部推薦の出願要件を教えてください。

 まずは、(1)卒業年(年齢)、(2)評定平均、(3)専願or併願、(4)履修条件の4つの要件を確認してください。

(1)卒業年(年齢):現役生のみ、現役生or1浪生、○○歳以下など。
(2)評定平均:5段階評価。4.0以上など。
(3)専願or併願:元々は専願だったが、近年は併願も増えてきている。
(4)履修条件:英語、数学、理科2科目など。

--推薦というと現役生しか受けられない印象がありますが…。

 おっしゃる通り、かつてはそのような大学がほとんどでした。近年は、年齢制限の枠が年々広がってきており、浪人生でも出願できる医学部が増えています。1浪生まで出願できる大学が実はもっとも多いです。

 「現役生のみ」が出願できるの医学部としては、北里大学、聖マリアンナ医科大学、帝京大学(公募)、東京医科大学(公募)などが挙げられます。

 「現役・1浪生」まで出願できる医学部としては、埼玉医科大学、産業医科大学、東京女子医科大学、帝京大学(総合)、東京医科大学(地域枠)、東邦大学(総合)、日本大学(公募)など多数です。

 「現役・1・2浪生」まで出願できる医学部としては、岩手医科大学(総合・地域枠)、久留米大学(地域枠)など、「現役・1~3浪生」としては、金沢医科大学(総合・新潟地域枠)、「現役・1~4浪生」としては、川崎医科大学(総合)、「現役・1~5浪生」としては、東北医科薬科大学(総合)、「25歳以下」としては、金沢医科大学(総合)があります。そして、順天堂大学(総合)、東邦大学(同窓生・地域枠)、兵庫医科大学(総合)などでは年齢制限がありません。
※内容が変更となることがありますので、最新の情報を各大学の募集要項で必ずご確認ください

医学部専門予備校YMSの推薦対策講座の授業風景。井上賢一講師長とその大学に合格したYMS卒業生が指導に当たる

--評定平均(内申)について教えていただけますか。

 評定平均(内申)は5段階評価で、高校1年から高校3年の1学期までの平均値となります。文部科学省の「令和8年度大学入学者選抜実施要項」に定められています。

 調査書には、全体の学習成績の状況が次の区分に従って、A、B、C、D、Eの5段階に分けられ、その生徒の属する成績段階が記入されます。

全体の学習成績の状況

学習成績概評

5.0 ~ 4.3

A

4.2 ~ 3.5

B

3.4 ~ 2.7

C

2.6 ~ 1.9

D

1.8 以下

E

 これは高校によらず、日本全国で一律です。ただし、調査書には「成績段階別人数」の欄があり、各段階に属する人数とその合計を、「A○○人、B○○人、C○ ○人、D○○人、E○○人、合計○○人」のように記入することになっていますので、高校ごとの成績の取りやすさ(取りにくさ)は試験官にある程度は伝わります。

4.7以上:東京科学大学(公募)
4.5以上: 順天堂大学(総合・研究医)
4.3以上:筑波大学(公募)、東北大学(AO)、高知大学(AO)、福島県立医科大学(AO)、東京科学大学(地域枠)など
4.1以上:東京女子医科大学(公募)
4.0以上:北里大学(指定校)、東京医科大学(公募・地域枠)、埼玉医科大学(公募)、帝京大学(公募)、獨協医科大学(地域枠)など
3.8以上:聖マリアンナ医科大学(公募・地域枠)、東海大学(総合)、東邦大学(総合)、岩手医科大学(総合)、東北医科薬科大学(総合)など
3.7以上:愛知医科大学(公募・地域枠)、獨協医科大学(指定校・地域枠)、福岡大学(公募・地域枠)など
3.5以上:関西医科大学(公募・地域枠)
制限なし:東京大学(共テ)、京都大学(共テ)、東邦大学(同窓生・地域枠)、昭和医科大学(卒業生)、帝京大学(総合)、金沢医科大学(総合)、兵庫医科大学(総合)、川崎医科大学(地域枠)、産業医科大学(総合)、久留米大学(公募・地域枠)など
※内容が変更となることがありますので、最新の情報を各大学の募集要項で必ずご確認ください

--専願と併願の違いについて教えてください。

 医学部の推薦は専願が多く、同一大学内の複数の方式を併願できることはありますが、他大学との併願は基本的にはできないことが多いです。

ただし、併願できる医学部も存在します。大阪医科薬科大学(総合)、関西医科大学(一般推薦、特色選抜)、近畿大学(公募)、東海大学(総合)、帝京大学(総合)、東京医科大学(学士)などは併願可能です。
※内容が変更となることがありますので、最新の情報を各大学の募集要項で必ずご確認ください

--履修条件について教えてください。

 理系は基本的に問題ありませんが、文系から理転した場合などは注意が必要です。

たとえば、
・数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B (数列、ベクトル)
・「物理基礎・物理」、「化学基礎・化学」および「生物基礎・生物」のうち2科目以上
・コミュニケーション英語I・II・III、英語表現I・II
などです。

 履修条件がある医学部としては、愛知医科大学(公募)、大阪医科薬科大学(公募専願)、関西医科大学(特別枠専願)、産業医科大学(公募)、東京女子医科大学(公募)などが挙げられます。
※内容が変更となることがありますので、最新の情報を各大学の募集要項で必ずご確認ください

--医学部推薦の試験内容について教えてください。

 おもに以下の4つです。
(1)小論文:30分~60分程度で、600字~800字程度が多い。
(2)面接:10分~15分程度で,個人面接が多い。
(3)適性検査:課す大学と課さない大学がある。
(4)学力試験:一般試験よりは難易度が低く解きやすい場合が多い。

--医学部推薦の出願時期について教えてください。

学校推薦型選抜
・入学願書受付:2025年11月1日以降
・判定結果:2025年12月1日以降に発表(一般選抜の試験期日の10日前まで)

総合型選抜(AO入試)
・入学願書受付:2025年9月1日以降
・判定結果:2025年11月1日以降に発表

--医学部受験における推薦入試はどのように対策すれば良いでしょうか。

 大学ごとに形式・内容がまったく異なり、非常に特徴的なものがほとんどです。過去問も公開されていない大学も少なくないので、医学部専門の予備校で対策を受けることをお勧めします。

医学部専門予備校YMSの推薦対策講座の面接練習。代表の市川剛氏は創業以来の大ベテランで45年目の指導に当たる

 詳しくは、YMSの推薦対策基礎講座等でも説明しておりますので、ご興味ある方は是非ご参加ください。

医学部専門予備校YMS「推薦対策講座」はこちら

--本日はありがとうございました。


「なぜ医師になりたいか」が合格への最大の原動力

 校舎ぐるみのチーム体制で、生徒ひとりひとりを手厚くサポートしているYMS。インタビューを通じて、40年以上にわたり医学部専門予備校の合格率首位を走り続ける実力とその裏付けとなる努力が伺えた。医学部合格のテクニックにとどまらず、良き医療人を社会に輩出する使命をもって高い合格率を誇るYMSの指導力は、今後さらに注目を集めていくだろう。

「医学部受験専門予備校YMS」について詳しくみる

《羽田美里》

羽田美里

執筆歴約20年。様々な媒体で旅行や住宅、金融など幅広く執筆してきましたが、現在は農業をメインに、時々教育について書いています。農も教育も国の基であり、携わる人々に心からの敬意と感謝を抱きつつ、人々の思いが伝わる記事を届けたいと思っています。趣味は保・小・中・高と15年目のPTAと、哲学対話。

+ 続きを読む

【注目の記事】

この記事の写真

/

特集