20代未婚者「子供が欲しい」39.7%…2年連続で減少

 マイナビは、学生を除く20~50代の男女を対象に「マイナビライフキャリア実態調査2025年」を実施し、その結果を発表した。20代未婚者のうち子供が欲しいと考える割合は39.7%で、2年連続で減少していることが明らかになった。子供を望まない理由として、経済的負担への懸念がもっとも多くあげられている。

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 マイナビは、学生を除く20~50代の男女を対象に「マイナビライフキャリア実態調査2025年」を実施し、その結果を発表した。調査によると、20代未婚者のうち子供が欲しいと考える割合は39.7%で、2年連続で減少していることが明らかになった。子供を望まない理由としては、経済的負担への懸念がもっとも多くあげられている。

 調査では、正社員と非正規社員の子供がいる割合にも差がみられた。非正規社員の方が12.2ポイント高く、正社員女性の家事・育児時間は平均4.5時間で、非正規社員女性とほぼ同水準であった。また、子供がいる正社員女性の72.1%が勤務時間を減らしたいと考えており、非正規社員と比べて20.8ポイント高い結果となった。

 さらに、子供がいる正社員女性の76.9%が私生活で周囲からの支援を必要としていると感じており、2人に1人以上が配偶者の育休取得を希望していることがわかった。これらの結果から、長時間労働や育児・家事の負担が重く、周囲からの支援を求める傾向がうかがえる。

 調査担当者の嘉嶋麻友美氏は、日本の出生率が低下傾向にある中で、特に20代において子供を望む人の割合が減少している背景には、経済面や育児への不安があると指摘している。また、子育て中の正社員女性の就労実態についても、長時間労働や育児・家事による負担が重く、周囲からの支援を必要としているようすがうかがえると述べている。

 この調査は、2025年4月9日から4月15日までの期間にインターネットを通じて実施され、7,537サンプルの有効回答が得られた。

《風巻塔子》

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