Catalyst開発チームは2025年12月12日、ユーザーの興味関心にあわせてAIが英語リスニング教材を即座に生成するスマートフォンアプリ「Chabbit(チャビット)」を各アプリストアで正式リリースした。基本プレイは無料で、誰でもダウンロードできる。
同アプリの開発背景には、英語学習者の約84%が目標達成前に学習を辞めてしまうという課題がある。その原因の1つが「モチベーションの低下」で、既存の教科書やアプリの例文は「ビジネス定型文」や「架空の会話」など、学習者自身の関心とは無縁なものが多く、学習が義務や苦痛になりがちだった。
Chabbitは、この問題を解決するため3つの特長をもつ。1つ目は、AIがユーザーの「興味」を教材化する機能。キーワードやURL、写真を入力するだけで、最新のAIがユーザーだけの英文記事と音声を生成する。「推しのアイドル」「最新のガジェット」「日本の歴史」「今日の料理レシピ」など、テーマは無限大で、自分が知りたい内容だからこそ、飽きずにリスニングを続けられる。
2つ目は、レベルも自由自在にパーソナライズできる点。生成される英文の難易度(単語レベル・文法)や、読み上げるスピードをユーザーの英語力に合わせて調整可能。初心者から上級者まで、最適な負荷で学習できる。
3つ目は、目的にあわせて「米・英」のアクセントを選択できる機能。学習ニーズの高い「アメリカ英語」と「イギリス英語」に対応し、AIがそれぞれの言語特有の発音やリズム、言い回しを忠実に再現する。TOEIC対策にはアメリカ英語、IELTSや教養にはイギリス英語など、目指すゴールにあわせたリスニング学習が可能。対応言語・アクセントは順次拡大予定。
利用シーンとしては、家事や育児中の「ながら聴き」で、料理や洗濯などの家事をしながらハンズフリーでリスニングできる。興味のある話題なら、ただの聞き流しにならず、効率的に英語耳を育てることができる。また、通勤・通学の「スキマ時間」を有効活用し、満員電車や移動中は最新ニュースやビジネス英語を生成してインプット。1回数分で完結するため、忙しいビジネスパーソンや学生の隙間学習に最適。
さらに、「英語独学」の最大の敵である三日坊主を防止するため、就寝前やリラックスタイムに活用できる。参考書ではなく「自分の好きなこと」に触れる時間として英語を取り入れることで、無理なく学習の習慣化が実現する。
アプリ概要は以下の通り。アプリ名はChabbit(チャビット)、ジャンルは教育・語学学習、対応OSはiOS(15.0以上)、Android(7.0以上)、価格は基本プレイ無料(アプリ内課金あり)。ダウンロードはApp StoreおよびGoogle Playから可能。

