生成AI利用「増やしたい」29%…公文の家庭学習調査2025

 公文教育研究会は2026年3月12日、「家庭学習調査2025」の結果を発表した。家庭学習での生成AI利用について、「増やしたい」と考えている父親や母親は29.2%、「利用したくない・減らしたい」は28.9%と、ほぼ同数であったことがわかった。

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生成AI利用の評価の変化
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 公文教育研究会は2026年3月12日、「家庭学習調査2025」の結果を発表した。家庭学習での生成AI利用について、「増やしたい」と考えている父親や母親は29.2%、「利用したくない・減らしたい」は28.9%と、ほぼ同数であったことがわかった。

 「家庭学習調査」は、公文教育研究会が子供の生活や家庭学習の状況、保護者の意識、行動の把握を目的に、2015年から継続して行っているもの。2025年度の調査は、小学校1~3年生の子供をもつ世帯の母親1,000人、父親800人を対象に2025年12月19日~24日の期間にインターネットで実施した。

 子供の家庭での過ごし方で、もっとも多かったのは、「テレビを見る時間」で1日平均45.4分。ついで「ゲームをする時間」、「動画配信サイトやアプリ(YouTube、TikTok、ニコニコ動画など)の視聴時間」が続いた。

 一方で、家で読書(新聞、雑誌、小説、マンガなど)をする時間は「まったくない」が29.5%、「30分未満」が46.7%となっており、特に「まったくない」は年々増加傾向にある。

 家庭学習の頻度については、「毎日」が35.3%ともっとも多く、「週5日」が31.5%と続く。しかし、「毎日」と答えたのは2022年度42.5%、2023年度37.0%、2024年度36.0%と、減少傾向にあることがわかった。

 デジタル教科書の評価について尋ねると、「非常に好ましい」が6.8%、「まあ好ましい」が32.0%であり、あわせて38.8%の保護者が「好ましい」と回答している。一方、「まったく好ましくない」が7.4%、「あまり好ましくない」が12.3%と、あわせて19.7%の保護者が「好ましくない」と評価。中でも「まったく好ましくない」とする保護者は、2023年の3.6%に比べ、2025年は7.4%と約2倍になっている。

 家庭学習における生成AIの利用状況では、「保護者自身が子供の教育の目的で利用している」が8.3%、「小学1年生~3年生の子供が学習の目的で利用している」が10.7%、「保護者と子供の両方が利用している」が4.1%で、あわせて23.1%となり、昨年より4.5ポイント増加している。

 家庭学習における生成AIの利用についての評価を尋ねたところ、「できるだけ利用を増やしたい」が5.5%、「現在より少し利用の場面を増やしたい」が23.7%で、あわせて29.2%となり、前年度より4.4ポイント増加。一方で、「まったく利用したくない」が21.2%、「現在より少し利用の場面を減らしたい」が7.7%と、あわせて28.9%となり、こちらも前年度より7.9ポイント増加している。

 また、学習サービスを選ぶ際の生成AIの影響について尋ねたところ、生成AIを導入しているサービスを「できるだけ選びたい」が4.4%、「まあ選びたい」が15.9%と、あわせて20.3%となった。一方、「まったく選びたくない」が18.8%、「あまり選びたくない」も13.3%と、あわせて32.1%となり、「選びたくない」と回答した保護者が「選びたい」と回答した保護者より11.8ポイント多い結果となった。

《木村 薫》

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