佐賀県教育委員会は2026年3月31日、2028年度(令和10年度)入試から始まる新たな佐賀県立高等学校入学者選抜制度のリーフレットを公開した。新しい入試制度の概要やポイントなどをわかりやすく紹介している。
佐賀県立高等学校入学者選抜は、2028年4月に高校へ入学する生徒から、新しい入試制度となる。今回、変更のポイントや概要をまとめたリーフレットを作成した。
現行制度では、2月上旬に特別選抜、3月上旬に一般選抜を実施しているが、新制度では2月上旬の前期選抜、2月下旬の後期選抜に集約。新しい入試制度では、受検生の能力・意欲を多面的に評価し、受検生と各高校のスクール・ポリシーとの適合を最大限図るとしている。
前期選抜(全日制・定時制)は、国数英理社の5教科の学力検査による「方式1(5教科方式)」、国数英の3教科の学力検査と自己表現による「方式2(3教科+学びのデザイン方式)」、国数英の3教科の学力検査とスポーツや文化芸術の実技検査による「方式3(3教科+実技検査方式)」で行われ、受検生はその中から1つの方式を選んで受検する。前期選抜の募集人員は、各高校の募集定員の80~100%。このうち、方式1は募集定員の50%以上、方式2と方式3は募集定員の各30%以下とされている。
全日制の後期選抜は、前期選抜に出願し、合格しなかった者を対象に実施する。選抜方法は、作文、面接、調査書、前期選抜の学力検査(国数英3教科)など。後期選抜の募集人員は、各高校の募集定員から前期選抜合格者と併設型中学校からの入学内定者数(併設型中高一貫教育校のみ)を差し引いた数。
追検査は2月中旬、本人の責に帰さないやむを得ない事情で前期選抜を受検できなかった者を対象に実施する。受検方式は、前期選抜で選択した方式。ただし、学力検査は全方式50分の共通問題となる(方式1は5教科、方式2・3は3教科)。
定時制の後期選抜は3月上旬に実施。前期選抜に出願していない人、全日制の後期選抜に合格しなかった人も受検できる。選抜方法は、作文、面接、調査書など。ただし、全日制・定時制とも前期選抜で定員を満たした高校は、後期選抜を実施しない。
リーフレットでは、新しい入試制度についてQ&Aも掲載。方式2の「学びのデザイン方式」については「いわゆる学力だけでなく、自ら問いを立て、情報を整理し、考えを深めていく等の中学校までの諸活動で身に付けてきた力を、高校での学びにどう活かしていくことができるかという『学びのデザイン力』を作文やプレゼンテーションなどの形式で問います」と説明。出題例と評価規準例は後日、県教育委員会Webサイトに掲載するとしている。
また、調査書の変更についての質問には、「出欠の記録」「行動の記録」欄を削除すると説明している。
リーフレットは、佐賀県教育委員会Webサイトで公開している。

