ヒューマンアカデミーの児童教育事業「ヒューマンアカデミージュニア」は、2026年5月31日に科学教室「サイエンスゲーツ」によるスペシャルプログラム「サイエンスフェス ノーベル化学賞特別編『体験!ノーベル化学賞の世界』」を東京・渋谷およびオンラインのハイブリッド形式で開催する。2025年ノーベル化学賞を受賞した北川進氏(京都大学特別教授)の研究を支えた専門家が登壇し、幼児・小学生を対象に最先端科学「MOF(金属イオンと有機分子から成る多孔性物質)」をテーマとしたクイズや実験プログラムを無料で提供する。
文部科学省は現在、デジタル・グリーンなどの成長分野を支える人材育成のため、大学・高専における理系学生の割合を現在の約35%から2032年度までの10年間で5割程度へ引き上げる目標を掲げている。この目標達成に向け、3,000億円規模の基金による「大学・高専機能強化支援事業」を創設し、理系学部の新設や定員増を図るなど、国をあげた支援が展開されている。将来の理系人材の裾野を広げる教育がかつてないほど重視される中、同イベントは子供たちの科学への好奇心を刺激し、未知の分野に挑む意欲を育むことを目的としている。
同イベントのゲストとして登壇するのは、京都大学高等研究院物質-細胞統合システム拠点(iCeMS)特定拠点准教授であり、「ヒューマンアカデミージュニア サイエンスゲーツ」の講座アドバイザーを務める樋口雅一氏だ。樋口氏は北川氏のMOF研究を長年支えてきた研究者で、2015年にはMOFの社会実装を加速させるため京大発スタートアップ「アトミス」を創業し、次世代ガス流通システムの開発などを手掛けている。NHK「チコちゃんに叱られる!」をはじめとするメディア出演を通じ、科学の楽しさを伝える活動を全国で展開している。
同イベントでは、ストックホルムでの授賞式のようすなど、ここでしか聞けない貴重なエピソードが語られる予定だ。通常の科学教室の体験イベントとは異なり、ノーベル賞級の最先端研究の裏側に直接触れることができる専門性の高い体験を提供する。
プログラムは2部構成となっている。第1部「クイズに挑め!ノーベル賞の門」では、ノーベル賞とは何か、そして今回注目された「MOF」とはどのようなものかをクイズ形式で楽しく学ぶ。MOFとは、金属イオンと有機分子から成る、ジャングルジムのような空洞をもった多孔性物質のことで、ガスの貯蔵や分離、薬物送達など幅広い分野への応用が期待されている最先端の科学技術だ。
第2部「みんなで実験!MOFを再現してみよう」では、最先端の科学技術「MOF」を身近にある材料を使って再現する実験を行う。会場に参加した子供は、自分でつくったMOFの模型を「研究の成果」として持ち帰ることができ、自宅でも継続して科学に親しむことが可能だ。
会場は東京都渋谷区の渋谷フクラス16階(GMOインターネットグループ グループ第2本社 GMO Yours・フクラス)で、オンラインでの同時配信も実施する。対象は幼児・小学生で、親子での参加も歓迎している。会場定員は150組(子供の人数)、オンラインは定員なし。参加費は無料。
参加特典として、会場参加者には当日つくるMOF模型の持ち帰りが用意されている。また、参加者全員を対象に、後日成果を報告した人への抽選プレゼントも実施される。
申込受付期間は2026年4月10日午後0時から4月24日午後5時まで。
◆体験!ノーベル化学賞の世界
日時:2026年5月31日(日) 13:00~15:30(予定)
会場:渋谷フクラス16階(東京都渋谷区道玄坂1丁目2番3号)およびオンラインでの同時配信
対象:幼児・小学生(親子での参加大歓迎)
定員:会場150組(子供の人数)、オンライン定員なし
参加費:無料
申込期間:2026年4月10日(金)12:00 ~ 4月24日(金)17:00
申込方法:Webサイトより申し込む

