デジタル学習「深く考えて解くことが減った」中高生5割超

 小・中・高校生にとって、デジタル機器を使った学習は内容がわかりやすく、速く進む一方で、約半数が、深く考えて解くことが減ったと回答したことが、東京大学とベネッセが実施した共同研究「子どもの生活と学びに関する親子調査2025」より明らかになった。

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学校ではデジタル機器をどれくらい使っていますか
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 小・中・高校生にとって、デジタル機器を使った学習は内容がわかりやすく、速く進む一方で、約半数が、深く考えて解くことが減ったと回答したことが、東京大学とベネッセが実施した共同研究「子どもの生活と学びに関する親子調査2025」より明らかになった。

 調査は、東京大学社会科学研究所とベネッセ教育総合研究所が2014年に立ちあげた共同研究プロジェクト「子どもの生活と学び」の一環として実施。同一の親子を対象に2015年から継続して追跡しており、「子どもの生活と学びに関する親子調査2025」は2025年7月~9月、全国の小学1年生から高校3年生の子供とその保護者2万331名を対象に調査依頼を送付。親もしくは子供の片方のみの回答などを除いた有効回答を分析対象とした。

 2021年と比べ、2025年は学校でデジタル機器を「ほぼ毎日」使う割合が大幅に上昇。持ち帰り頻度も高まり、「ほぼ毎日」持ち帰るとの回答は小学4年生~6年生で11.0%から39.5%、中学生で15.8%から39.8%、高校生で26.3%から56.4%へ増加。学校での使用頻度と家庭での利用機会の双方が拡大していることがわかった。

 デジタル機器を使った学習は、紙での学習に比べて、どのように感じるか尋ねたところ、ポジティブな評価として、約6~7割が「内容がわかりやすい」「学習が速く進む」「友だちと意見交換がしやすい」と回答。特に高校生では、「自分の学習方法にあっている」が、2023年の44.3%から2025年は49.6%、「自分の意見などを書く量が増える」で39.3%から44.8%と、2023年と比べて5ポイント以上増加している。

 一方で「深く考えて問題を解くことが減った」と、デジタルに対してネガティブに感じている生徒も、小学4年生~6年生で2023年の41.9%から2025年は48.8%、中学生で47.0%から52.1%、高校生で49.4%から54.7%と増加しており、特に中学生・高校生では5割を超えることがわかった。

 調査結果の詳細は、ベネッセ教育総合研究所のWebサイトで確認できる。

《木村 薫》

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