動画慣れなどにより学習語彙が不足すると、問題を解く以前に問題文が読めない、また教科書を十分に読めない傾向にある。オンライン読書教育サービス「ヨンデミー」は、読む力の差が、全教科の偏差値や地頭の差に影響を与えると指摘する。この記事では、ヨンデミーで偏差値が向上した例を紹介しよう。
まず、大手進学塾での導入事例として、読書の頻度と偏差値の向上には明確な相関関係があることが示されている。
浜学園の調査によると、ヨンデミーを週4日以上利用した子供は、3か月で国語の偏差値が平均4ポイント上昇し、さらにすべての教科で偏差値の上昇(平均+2.5ポイント)がみられた。
また、伸学会のデータでも、週5~7日の読書習慣をもつ層は半年あまりで偏差値が平均で7ポイント上昇。一方で、読書をまったくしない層は偏差値が徐々に低下するという対照的な結果が出ている。この成績向上は、もともとの成績が高い子に限った話ではなく、初回偏差値が50未満の層においても顕著な伸びがみられるのが特徴だという。
なぜ読書が全教科に効くのかという点について、ヨンデミーは、「読む力の土台」が育つことにより、学び全体の吸収効率が変わり、結果として偏差値にも表れるからだと説明。単に国語が得意になるだけでなく、読む力が育つことで、利用者からも「算数や理科の複雑な文章題が読めるようになった」などという声が届いている。
さらに重要な変化として、子供たちの学習に対する姿勢が能動的になる点があげられる。本の世界に夢中になり、語彙が増え、わかることが増えると、学ぶこと自体が楽しくなってくる。読書でみられた変化は、学びに向かう姿勢にも表れ、その結果として、国語だけでなく、算数、理科、社会を含む全教科に影響が出たと考えられる。

