【大学受験2027】関西学院大学「探究評価型入試」9/1出願開始… 全学部実施で求める次世代の力

 年内入試への関心が高まる中、関西学院大学の総合型選抜「探究評価型入学試験」が2026年9月1日から出願受付を開始する。この入試の特徴は問いを立て、調査・分析を重ねながら学びを深めた「探究のプロセス」を評価する点にある。本記事では、その概要や評価のポイントを紹介する。

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 変化の激しい現代社会において、大学入試のあり方も大きな転換期を迎えている。一般選抜だけでなく、年内に合否が決まる年内入試(総合型選抜・学校推薦型選抜)を希望する受験生が急増しているのが現状だ。また大学入学者選抜実施要項において、年内入試での面接が原則として必須化される等、大きな転換期を迎えている。

 そういった中で、注目されているのが関西学院大学の総合型選抜で実施している探究評価型入学試験だ。高校での主体的かつ多様な活動、特に「探究学習」で受験生ひとりひとりの「自ら課題を発見し、その課題の解決に向けた活動を通して身に付けた力」を中心に、多元的に評価するのが特徴の入試であり、関西学院大学のすべての学部で実施されている。

 AIの発展やグローバル化の進展など、将来の予測が難しい現代においては、物事の本質を多角的に考察し、自ら課題を見つけて探究し続ける力が不可欠となる。関西学院大学の探究評価型入学試験では、これまでの探究学習を通じて培った「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」を重視し、従来の学力試験だけでは測れない力を多面的・総合的に評価する方針を掲げており、社会課題の解決や新たな価値創造に主体的に挑戦する意欲をもつ人材を求めるものだ。

 出願にあたっては、高校入学後に授業内や正課外活動で『本学が定義する「探究活動」』(下記画像参照)に取り組み、その成果を校内の発表会や学外のコンテストなどで発表した経験をもつことが必要だ。この「探究活動」とは、内容がアカデミックであり、社会的背景を含む活動となるので、まず自身の活動が該当するかどうかを確認したい。重要なのは、ここで評価の対象となるのは、どのように問いを立て、調査・分析を重ねたのかという「探究のプロセス」そのものであるということである。また、合格した場合は入学することが条件となるので、関西学院大学への強い入学意思が必要だ。

関西学院大学探究評価型入学試験<本学が定義する「探究活動」について>/探究評価型入学試験要項より

 さらに、文系学部はCEFR B1レベル以上、理系学部はA2レベル以上の英語資格を有しているか、あるいは全体の学習成績の状況(評定平均)が3.5以上であることのいずれかを満たす必要がある。なお、理系4学部(理・工・生命環境・建築)を志望する場合は、指定された数学や理科の科目を履修済みであることも出願資格に加わるので、出願資格を含む入試の詳細は、入試要項で確認いただきたい。

 選考は9月1日から開始される出願を経て、2段階の審査で行われる。第一次審査の書類審査において評価の核となるのが、受験生自身が作成する「探究活動の概要説明書」である。受験生は自分の活動の性質にあわせ、実験や調査を通じて新たなデータ収集を重視し、知見を明らかにしようとした「タイプA」、他者との交流や協働を重視した実践活動等の「タイプB」、あるいは特定のテーマに関する学術的考察を重視した「タイプC」のいずれかから選択し概要説明書を作成する。どのタイプを選んでも評価に有利不利はなく、自分の活動をもっとも魅力的に説明できる枠組みを選ぶことが重要だ。この第一次審査を通過した者に対し、第二次審査として面接審査や口頭試問、学部によってはプレゼンテーション審査などが実施され、志望理由や大学での学習意欲等が多角的に問われることになる。

 入学センター入試課長の中村洋右氏は、探究活動で培われる「問いを立て、調査・分析を重ねながら答えを導く力」が、大学での研究やゼミ活動にも結びついているのではと指摘する。実際にこの入試で入学した学生は、グループワークにおいて議論を提案し、主体的に周囲を牽引する場面も見られるという。

 単なる知識の習得にとどまらず、自ら課題を見つけ出す熱意こそが、予測困難なこれからの時代を生き抜く真の武器になる。自身の可能性を信じ、高校生活で積み重ねた確かな志を、関西学院大学という新たな舞台でさらに深化させてみてはいかがだろうか。

入学センター 入試課長 中村洋右氏より受験生へメッセージ

 高校での探究活動を評価する入試をすべての学部で実施している大学は、全国的にまだまだ限られています。本学は広い創造力をもち、自ら問いを立て、興味や疑問を深く探究することで課題を解決する力、そしてそれらを実行する力を培う学びを大切にしています。だからこそ、探究評価型入学試験では、探究に真摯に取り組んできた皆さんの経験や学びのプロセスを大切にしたいと考えています。
 この入試を通じて入学した学生の中には、高校時代のテーマをさらに発展させる学生もいれば、新たな分野に挑む学生もいます。皆さんには、探究活動で培った主体的に学ぶ姿勢を生かしながら、本学入学後に学部での学びや研究、さまざまなプログラム等に積極的に参加することで、自らの興味や関心を深めていくことを期待しています。
 ぜひ本学で、自身で培った探究の力をさらに伸ばし、新たな学びや研究に積極的に挑戦してほしいと考えています。関西学院大学で皆さんの可能性をさらに広げてください。


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《編集部》

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