共立女子大学は2026年9月17日、文部科学省から「助産師学校」として指定されたことを受け、2027年4月から看護学部看護学科に「助産師養成課程」を開設すると発表した。定員は6名。シミュレーション教育などを通じ、専門的な知識・技術と協働する力を育む。
妊娠・出産・産後を取り巻く環境が変化する中、助産師には妊産婦とその家族の多様なニーズを捉え、妊娠期から出産、産後まで切れ目なく支援するとともに、多職種と連携しながら、安全で質の高いケアを実践する力が求められている。共立女子大学看護学部では、これまで培ってきた看護教育をもとに、助産師に求められる専門的な知識・技術と、妊産婦・家族とのパートナーシップを築き、多職種と協働する力を育む教育を展開する。
同課程では、実際の臨床場面を想定した演習を重視する。最新式の分娩シミュレータや分娩監視装置を活用し、分娩時の母体や胎児の状態を再現したシミュレーション教育を行う。豊富な臨床経験をもつ助産師教員による少人数制のきめ細かな指導のもと、変化する状況を的確に判断し、安全に対応できる力を養う。
また、同大学では4年間を通して、他者と協働して目標達成を目指す力「共立リーダーシップ」を育成している。助産師には、妊産婦や家族の思いを尊重しながらパートナーシップを築き、医師や看護師など多職種と協働して母子と家族を支える力が求められる。同課程では、「共立リーダーシップ」を助産師教育へと発展させ、専門的な実践力と協働する力を育む。
助産師養成課程の開設により、4年間の学びの中で、学生ひとりひとりの希望に応じた進路選択が可能となる。選択できるキャリアパスは、(1)看護師(国)、(2)看護師(国)と保健師(国)の選択制(定員20名)、(3)看護師(国)と助産師(国)の選択制(定員6名)の3つ。看護師としての確かな知識・技術を基盤に、それぞれのキャリアに応じた専門性を深め、妊娠・出産・産後の女性と家族を支える人材を育成する。

