2月の入試本番まで約4か月。中学受験生にとっては、志望校選びと学習の方向性を固める大切な時期を迎えている。学校説明会や文化祭などを通じて志望校への理解を深めながら、出題傾向を意識した学習を始めるご家庭も多いだろう。
この時期の学習で大切なのは、知識を増やすだけでなく、その学校がどのような力を求めているのかを知ることだ。特に国語は、文章を正確に読み取る力に加え、登場人物や筆者の考えを丁寧に追い、自分なりに解釈する力が求められる。学校ごとの出題の特徴や狙いを理解することで、日々の学習の質も大きく変わってくるだろう。
そこで本記事では、長年にわたり中学入試の過去問題集を手がけてきた声の教育社の協力により、注目の私立中学校の入試問題を解説。その出題意図や近年の傾向について分析する。
今回は、日本女子大学附属中学校の2027年度新設の2科目入試における国語の問題をピックアップ。数多くの中学校の過去問題集の編集に携わり、長年にわたり入試問題を分析してきた声の教育社 代表取締役社長の後藤和浩氏が解説する。
「私と出会う、私が育つ。」主体的な学びを育む
自然が残る多摩丘陵の一角にある日本女子大学附属中学校(以下、日本女子大附属中)は、「豊かな自然が豊かな人間性を育む」という理念のもと、本物に触れる教育を大切にしている。校内には天文台や多くの実験室が整備され、年間40回を超える実験・観察を実施するなど、豊かな自然環境を生かした学びを展開している。
同校では2027年度から、中高一貫教育の連続性を高め、大学との教育連携をさらに充実させる新たな教育プログラムを開始する。新タグラインには「私と出会う、私が育つ。」を掲げ、生徒ひとりひとりが自ら問いを立て、考えを深めながら成長していく学びを目指している。探究活動やキャリア教育、グローバル教育などを体系的に強化し、主体的に学ぶ力を育成する方針だ。
また、2027年度入試では、新たに国語・算数の2科目入試を導入。多様な受験生の挑戦を後押しするとともに、学校が重視する思考力や表現力をより丁寧に評価していく。今回取りあげる国語の問題からも、日本女子大附属中が求める生徒像をうかがうことができるだろう。それでは、新たな国語の問題の解説動画を見てみよう。
「自学自動」の精神のもと、自ら考え学ぶ姿勢を育成
創立者である成瀬仁蔵氏が唱えた「自学自動」の精神は、「自ら考え、自ら学び、自ら行動する」という教育目標として長年受け継がれている。2027年度から始まる新たな教育プログラムや、新タグライン「私と出会う、私が育つ。」にも、その理念が息づいている。
国語科の河本先生は、「表現力や言語化する力に自信のある、国語が大好きな受験生がたくさん受験してくれると嬉しい」と語った。日本女子大附属中が大切にする「自ら考え、自ら学ぶ」姿勢を意識しながら、合格を目指して過去問演習に取り組んでみてほしい。学校の公式ホームページでは入試に向けたアドバイスなどの動画や、「2科目入試」の国語サンプル問題も掲載している。
日本女子大学附属中学校
所在地:神奈川県川崎市多摩区西生田1-1-1
2027年度入試:
第1回入試 2027年2月1日(月)午前(国語・算数・理科・社会)
第2回入試 2027年2月1日(月)午後(算数)
第3回入試 2027年2月2日(火)午後(国語・算数)
第4回入試 2027年2月3日(水)午前(国語・算数・理科・社会)
入学者募集要項:こちらのページにて公開
資料請求:こちらのページからお問合せ
入試に向けたアドバイスの動画:こちらのページにて公開

