子供の読書、半数近くが1日15分以上…教育は紙重視6割

 新興出版社啓林館は2026年9月17日、「デジタル時代における子供の紙の本・絵本の読書実態に関する調査」の結果を発表した。小学生以下の子供をもつ保護者の約半数が読書時間を意識的に確保しており、約6割が教育においてデジタルより紙の本や絵本を多く、またはすべて紙にすべきと考えていることがわかった。

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子供が1日に紙の本または絵本を読む時間はどのくらいか
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 新興出版社啓林館は2026年9月17日、「デジタル時代における子供の紙の本・絵本の読書実態に関する調査」の結果を発表した。小学生以下の子供をもつ保護者の約半数が読書時間を意識的に確保しており、約6割が教育においてデジタルより紙の本や絵本を多く、またはすべて紙にすべきと考えていることがわかった。

 同調査は、GIGAスクール構想による1人1台端末の定着や動画・オンライン教材の普及によりデジタルコンテンツに触れる時間が増加する中、保護者が紙の本や絵本にどのような価値を見出し、読書時間を確保しているかの実態と意識を明らかにするために実施した。2026年8月17日~18日にインターネットで実施し、小学生以下の子供をもつ保護者330名から回答を得た。

 子供が1日に紙の本または絵本を読む時間を尋ねたところ、1位「まったく読まない」31.8%、2位「15分未満」22.1%、3位「15分~30分未満」17.3%となった。15分~30分未満から3時間以上までの各回答比率を合計すると46.1%となり、保護者の半数近くが、子供が1日15分以上、紙の本または絵本を読んでいると回答した。

 子供が紙の本または絵本を読む時間を意識的に確保しているかを尋ねたところ、「いいえ」が52.1%、「はい」が47.9%となり、保護者の約半数が読書時間を意識的に確保していた。確保するために行っているおもな工夫は、1位「子供の手の届く場所に本を置いている」53.8%、2位「図書館や書店に定期的に行っている」39.2%、3位が同率で「寝る前に読み聞かせをしている」「親が本を読む姿を見せている」31.0%だった。

 一方、読書時間を意識的に確保していない保護者に「意識的に確保したいと思うか」を尋ねたところ、1位「どちらかといえばそう思う」53.5%、2位「そう思う」20.3%となり、両回答の合計は73.8%に達した。確保していない保護者の7割以上が、程度の差こそあれ読書時間を意識的に確保したいと考えていることが明らかになった。また、保護者の多くは、子供が紙の本や絵本を読むことは教育にとって「語彙力や読解力の向上」や「想像力や創造力の育成」といった意味があると考えている。

 教育においてデジタルコンテンツと紙の本または絵本のバランスはどのようにあるべきかを尋ねたところ、1位「紙の本や絵本を多くする」39.7%、2位「デジタルコンテンツと紙の本や絵本を同程度にする」32.7%、3位「すべて紙の本や絵本にする」18.5%となった。1位と3位の各回答の比率を合計すると58.2%となり、保護者の約6割が、教育においてデジタルコンテンツより紙の本や絵本を多くすべき、またはすべて紙の本や絵本にすべきであると考えていることが判明した。

《吹野准》

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