東京都、進路や職業の選択肢広げるデジタル冊子を公開

 東京都は2026年10月16日、子供や若者が将来の進路や職業について考えるきっかけとなるよう、小学生向け、中高生向け、保護者向けのデジタル冊子を作成し、東京女性活躍推進サイトで公開した。女性の技術者や運転士へのインタビューを通じて、職業選択や性別に関する無意識の思い込みについて紹介している。

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小学生・中高生・保護者向け、将来の進路や職業の選択肢を広げるデジタル冊子を公開
小学生・中高生・保護者向け、将来の進路や職業の選択肢を広げるデジタル冊子を公開 全 3 枚 拡大写真

 東京都は2026年10月16日、子供や若者が将来の進路や職業について考えるきっかけとなるよう、小学生向け、中高生向け、保護者向けのデジタル冊子を作成し、東京女性活躍推進サイトで公開した。女性技術者や女性運転士へのインタビューを通じて、多様な職業選択や性別に関する無意識の思い込みについて紹介している。

 冊子はそれぞれの対象に応じて、イラストや漫画を交え、進路や職業選択について考える内容を掲載している。小学生向け冊子では、自分の好きなことや、やってみたいことを整理し、関連する仕事を考えるワークを掲載。「スポーツ」「ゲーム」「生き物」「絵を描くこと」など、身近な興味・関心を出発点に、将来の可能性を探る内容となっている。女性の観光バス運転士へのインタビューも紹介し、性別にとらわれず、やりたいことに挑戦する大切さを伝えている。

 中高生向け冊子では、性別による無意識の思い込みが進路選択に影響していないかを考える内容を盛り込んだ。学校行事での役割決めなど身近な例を通じて、多様なリーダー像や個性を生かした選択について解説する。建設会社で働く女性技術者や女性観光バス運転士へのインタビューも掲載し、興味のある分野に触れてみることの大切さなどを伝えている。

 保護者向け冊子では、性別による職業への思い込みが子供の選択肢に影響する可能性を取り上げ、子供の将来について対話する際のヒントを紹介する。子供が興味を示した職業について、関連する仕事を幅広く伝えたり、何に関心があるのかを具体的に尋ねたりする方法を解説。子供の得意なことや興味を尊重し、性別や文系・理系といった枠にとらわれず、可能性を広げる関わり方を提案している。

 中高生向け冊子と保護者向け冊子では、性別による「無意識の思い込み」に関する調査結果も紹介している。都立高校1・2年生を対象とした調査では6割以上が「性別で向いている仕事と向いていない仕事がある」と回答した。また、公立小学校5・6年生の保護者を対象とした調査では同様に考える人が58.1%となり、男女別では女性が70.2%と7割を超え、男性の57.3%を12.9ポイント上回った。

 各冊子は東京女性活躍推進サイトで公開している。印刷用のPDFもダウンロードでき、A4サイズで短辺とじの両面印刷をして重ね、折りたたむと冊子として利用できる。

《川端珠紀》

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