不登校の子供、典型的な昼夜逆転9.6%…違いは「朝」

 スダチは2026年10月19日、不登校支援の無料相談データ4,061件をもとに不登校の子供の起床・就寝時刻を集計した結果を公表した。午前0時以降就寝・午前11時以降起床の典型的な「昼夜逆転」は9.6%で、一般の子供との生活リズムの違いは夜ではなく朝に表れていることがわかった。

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0時以降に就寝する割合:一般の子供と不登校の比較
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 スダチは2026年10月19日、不登校支援の無料相談データ4,061件をもとに不登校の子供の起床・就寝時刻を集計した結果を公表した。午前0時以降就寝・午前11時以降起床の典型的な「昼夜逆転」は9.6%で、一般の子供との生活リズムの違いは夜ではなく朝に表れていることがわかった。

 文部科学省の委託調査では、不登校の児童生徒の70.3%が「居眠り、朝起きられない、夜眠れない」と回答しているが、具体的な起床時刻のデータは公表されていなかった。そのためスダチは、2024年12月~2026年7月に無料相談で得た保護者からの回答データ(4,061件、学校段階別集計は「その他」41件を除く4,020件)をもとに集計を行った。

 午前0時以降に就寝する割合を文部科学省の一般調査と比較したところ、高校生で一般47.0%に対し不登校54.0%(差7.0%)、中学生で一般22.0%に対し不登校29.8%(差7.8%)、小学生で一般3.7%に対し不登校5.5%(差1.8%)となった。高校生では一般でも半数近くが午前0時以降に就寝しており、就寝時刻に大きな差はみられなかった。なお、文部科学省の調査は「次の日に学校がある日」の就寝時刻を尋ねているため調査条件は異なる。

 一方、起床時刻では違いがみられた。学研教育総合研究所の調査による一般の小中高生の平均起床時刻(午前6時34分~6時43分)に対し、不登校の子供で午前7時までに起きているのは32.5%にとどまった。ただし、午前8時までに起きている子供は60.4%で、午前11時以降に起床する子供は11.6%だった。午前0時以降に就寝し午前11時以降に起床する「昼夜逆転」は9.6%で、午前8時までに起床し午前0時前に就寝している子供は54.1%となった。

 生活リズムを学校段階別にみると、小学生は78.5%が午前8時までに起床する一方、高校生は54.0%が午前0時以降に就寝していた。不登校期間別では、午前8時までに起床する割合が1か月以内の72.2%から2年以上の44.2%まで低下したのに対し、午前0時以降に就寝する割合の上昇は11.0%にとどまった。午前11時以降に起床する割合は、小学生では不登校2年以上でも4%だったが、高校生では1か月以内で18%に達しており、生活リズムは不登校期間よりも学年と関連していることが示された。

 今回の集計により不登校の子供の就寝時刻は一般と大きな差がなく、違いは朝の起床時刻に表れることがわかった。なお、同データは生活リズムと不登校の因果関係を示すものではなく、スダチの無料相談回答者を対象としたもので不登校の子供全体を代表するものではないとしている。

《吹野准》

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