中学受験はスケジュール管理、高校受験は費用が親の負担に

 講談社が運営するWebメディア「コクリコ(cocreco)」は、保護者を対象に実施した中学受験・高校受験の伴走に関する調査結果を公表した。8割超の保護者が疲れやメンタルの負担を感じており、中学受験ではスケジュール管理、高校受験では費用がもっとも大きな負担となった。

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「中学受験・高校受験の親の伴走」に関するアンケート調査
「中学受験・高校受験の親の伴走」に関するアンケート調査 全 4 枚 拡大写真

 講談社が運営するWebメディア「コクリコ(cocreco)」は2026年10月14日、保護者を対象とした「中学受験・高校受験の親の伴走」に関する調査結果を公表した。8割超の保護者が伴走に負担を感じており、中学受験では「スケジュール管理」、高校受験では「費用」が最多の負担となっていることがわかった。

 調査は、AnyMaMa登録者とコクリコメルマガ会員を対象に、2026年8月4日から17日にかけてインターネットで実施した。有効回答数は125件。中学受験・高校受験を経験した、または現在取組み中の子供をもつ保護者に、受験の伴走で感じた負担や悩み、家庭内の役割分担、子供への声かけなどについて尋ねた。

 受験の伴走で「疲れ」や「メンタルの負担」を感じたことがあるかという問いでは、中学受験の保護者の90.9%(「かなり感じた」27.3%、「多少感じた」63.6%)、高校受験の保護者の83.3%(「かなり感じた」38.9%、「多少感じた」44.4%)が「感じた」と回答した。中学・高校受験ともに8割を超える保護者が何らかの負担を感じていた。

 具体的な負担については、中学受験では「子供のスケジュール管理」がもっとも多く、「子供の息抜きや遊びとのバランス」「勉強するよう声をかけること」が続いた。一方、高校受験では「受験にかかる費用」が最多で、「子供の体調管理」「志望校選び・受験校選び」「勉強するよう声をかけること」の順となった。「勉強するよう声をかけること」は、中学・高校受験ともに上位にあがった。

 家庭内の役割分担では、受験サポートを「おもに自分1人で担っている」と回答した保護者が中学受験で50%、高校受験で55.6%と、いずれも約半数を占めた。また、「おもに自分1人で担っており、負担を感じている」と回答した保護者は、中学受験の回答者全体の18.2%、高校受験では38.9%にのぼった。回答者からは「送迎以外のサポート作業はすべて母親である私に負担がかかっている」という声が寄せられた。一方、教科ごとに夫婦で分担したり、学校説明会への参加と志望校の検討で担当を分けたりする家庭もあった。

 受験直前の子供との関わり方について、中学受験の保護者からは、宿題の優先順位付けや、間違えた問題の解き直し用ノートの作成など、具体的な学習サポートを行ったという声があがった。また、「頑張って」ではなく「昨日より一歩進んでるね」と、努力の過程を認める声かけを心がけたという体験談も寄せられた。高校受験では、静かに見守り、本人から相談があったときに一緒に考えるなど、子供の判断を尊重する姿勢がみられた。

 保護者自身のメンタルを保つ工夫としては、「ママ友に本音を話す」「散歩やコーヒーを楽しむ時間をつくる」といった方法があげられた。「親の役目は合格させることではなく、子供が安心して挑戦できる環境を整えること」と捉えることで、気持ちが楽になったという声もあった。

《風巻塔子》

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