国立健康危機管理研究機構(JIHS)は2026年10月23日、日本国内における主要な感染症の動向を週ごとに可視化したWebページ「グラフで見る感染症流行状況」のデータを更新した。子供や家族の健康管理、学校現場などでの感染予防に役立つ。
同ページは、感染症発生動向調査事業に登録された報告数を集計し、国内で流行する感染症の状況を視覚的に把握できるようにしたもの。グラフにカーソルを合わせると詳細な数値を確認できる仕組みとなっており、直感的な状況把握を支援する。
掲載対象となっているのは、インフルエンザをはじめ、新型コロナウイルス感染症、RSウイルス感染症、咽頭結膜熱、ヘルパンギーナ、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、手足口病、伝染性紅斑、感染性胃腸炎、水痘、流行性耳下腺炎、突発性発しん、百日咳、風しん、麻しん、A型肝炎などの主要な感染症である。各疾患について「定点当たり報告数」または「報告数」の推移とともに、過去5年間の範囲をグラフ上に示している。
データの集計では、網掛け部分で過去5年間の当該週を含む前後3週の平均値を下限、平均値に標準偏差の2倍を加えた数値を上限として移動平均で平滑化している。なお、新型コロナウイルス感染症については、過去2年間のデータを用いて同様に算出している。
各疾患のグラフには「疾患の説明ページ」へのリンクも設けられており、それぞれの感染症の特徴や症状、予防策などの基礎知識を確認できる。家庭や教育現場において、流行の兆しをいち早く捉えて適切な感染予防や受診行動につなげる情報ツールとして活用できる。

