国家公務員総合職2023、最多合格は東大…女性割合33.5%

 人事院は2023年12月13日、2023年度国家公務員採用総合職試験(秋試験)の合格者を発表した。合格者数1位は東京大学174人で、2位の京都大学51人に3倍以上の差をつけた。

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総合職試験の合格者数・教養区分の合格者割合の推移
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 人事院は2023年12月13日、2023年度国家公務員採用総合職試験(秋試験)の合格者を発表した。合格者数1位は東京大学174人で、2位の京都大学51人に3倍以上の差をつけた。

 国家公務員採用総合職試験は、政策の企画・立案、調査・研究に関する事務を職務とする係員の採用試験で、春と秋の年2回実施。2023年の秋試験は大卒程度試験(教養区分)として実施し、第1次試験を10月1日、第1次試験合格発表を10月18日、第2次試験は企画提案試験を11月25日、政策課題討議試験・人物試験を11月26日に行い、12月13日に最終合格者を発表した。

 2023年度国家公務員採用総合職試験(春・秋)の合格者は2,450人で、このうち教養区分(秋試験)の合格者は17.3%にあたる423人。教養区分の合格者推移をみると、2012年度3.6%から、近年は2020年度8.6%、2021年度10.4%、2022年度11.9%と右肩あがりに増加。2023年度は総合職試験の合格者数、教養区分の合格者数・合格割合のすべてで過去最多となった。

 また、総合職試験(春・秋)の合格者のうち、女性は33.5%にあたる821人で過去最多を記録。女性合格者の推移をみると、2013年19.6%から、近年は2020年度29.1%、2021年度30.0%、2022年度31.0%と年々増加傾向にある。

 2023年度国家公務員採用総合職試験の出身大学別合格者数は、1位「東京大学」367人(うち秋試験174人)、2位「京都大学」169人(同51人)、3位「早稲田大学」130人(同34人)、4位「北海道大学」109人(同12人)、5位「慶應義塾大学」89人(同38人)。合格者数(全区分)が10人以上の大学は42校であった。

◆2023年度国家公務員採用総合職試験 出身大学別合格者数
※括弧内は秋試験合格者数
1位「東京大学」367人(174人)
2位「京都大学」169人(51人)
3位「早稲田大学」130人(34人)
4位「北海道大学」109人(12人)
5位「慶應義塾大学」89人(38人)
6位「東北大学」83人(13人)
7位「立命館大学」80人(2人)
8位「中央大学」79人(11人)
9位「大阪大学」62人(14人)
10位「九州大学」56人(5人)

《川端珠紀》

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