ゴールデンウィーク旅行先…国内1位「沖縄」海外は?

 エイチ・アイ・エスは2024年4月4日、2024年のゴールデンウィークの予約状況から旅行動向についてとりまとめ発表した。人気の旅行先トップ3は、海外1位が「ソウル」、2位「台北」、3位「ホノルル」、国内1位が「沖縄県」、2位「北海道」、3位「長崎県」となった。

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HIS「2024年GW旅行予約動向
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 エイチ・アイ・エス(HIS)は2024年4月4日、2024年のゴールデンウィークの予約状況から旅行動向についてとりまとめ発表した。人気の旅行先トップ3は、海外1位が「ソウル」、2位「台北」、3位「ホノルル」、国内1位が「沖縄県」、2位「北海道」、3位「長崎県」となった。

 調査対象は、HISにて出発日が2024年4月26日から5月6日の、HISのツアー、ダイナミックパッケージ、航空券(宿泊のみは除く)旅行を申込んだ人。2024年3月25日時点の動向について調査した。順位は調査日時点でのキャンセル数などを除いた予約人数から算出している。コロナ前との比較としては、土日祝日のみで10連休だった2019年ではなく、2018年を参考値とする。

 海外旅行予約者数全体では前年同期比で123.2%と、昨年に引き続き増加しているものの、コロナ前の2018年比では53.3%となっており回復には至っていない。予約数の多い旅行先の1位は「ソウル」、2位は「台北」、3位は「ホノルル」、4位は「バンコク」、5位は「プサン」となり、前年と同じ順位の旅行先が並んだ。伸び率が急上昇した旅行先としては、GWに日本発着クルーズの寄港地となっているチェジュが10位にランクイン。前年同期比で1,502.1%と大幅に増加した。

 海外旅行の平均単価は前年同期比98.5%の20万4,900円でほぼ同水準となっている。2018年同期比は147.7%。海外旅行の平均旅行日数は6.0日間で前年(7.0日間)より1日短くなっており、出国ピークはGW後半、4連休の初日となる5月3日、帰国ピークはGW最終日の5月6日となっている。

 国内旅行予約者数全体では前年同期比で76.4%、平均単価は前年同期比109.4%の10万2,900円となった。2024年は国内旅行の予約のタイミングが遅い傾向にあり、3月に入り尚GW出発の予約の動きがあるという。予約数の多い旅行先の1位は「沖縄県」、2位は「北海道」、3位は「長崎県」、4位は「東京都」、5位は「福岡県」となった。沖縄県は平均単価が前年同期比104.7%の12万1,900円と、航空運賃の高止まりの影響を受け、上昇傾向が続いているという。出発ピークは海外旅行同様でGW後半の5月3日、UターンラッシュはGW最終日の5月6日となる。

 関東発の日帰りバスツアーの人気旅行先としては、美しい藤の楽園として有名な「あしかがフラワーパーク」や例年見頃を迎える約50万株の芝桜が富士山麓に咲き誇る「富士芝桜まつり」など、旬なイベントが盛り込まれたツアーが人気を集めている。そのほか、「富士サファリパーク」や「鴨川シーワールド」、「マザー牧場」、「ムーミンバレーパーク」などが組み込まれたツアーが、子供連れのファミリーや若年層に好まれる傾向にあるという。

◆海外旅行予約者数ランキング
1位 ソウル
2位 台北
3位 ホノルル
4位 バンコク
5位 プサン
6位 香港
7位 パリ
8位 グアム
9位 シンガポール
10位 チェジュ

◆国内旅行予約者数ランキング
1位 沖縄県
2位 北海道
3位 長崎県
4位 東京都
5位 福岡県
6位 鹿児島県
7位 大阪府
8位 広島県
9位 島根県
10位 大分県

《中川和佳》

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