会社役員が振り返る高校受験、4人に3人が仕事に役立っている
ベネッセは11月24日、同社の「進研ゼミ中学講座」が運営するWebサイト「押忍!3つのルールで合格部」が行った「会社役員の高校受験に関する意識調査」の結果を発表した。
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押忍!3つのルールで合格部は、志望校合格を目指す中学生が勉強法や受験に向けたエールの交換を行っている。同サイト上で、全国の従業員数100名以上の会社役員412名を対象に、10月に調査をしたもの。
調査によると、受験勉強は学校卒業後に仕事に役立っていると答えたのが76.2%に上っている。受験を通じて、「目標に向けて努力する姿勢」や「自ら学び、考え、実践する力」「やるべきことをやりぬく忍耐力」が身に付いたとしている。
高校受験のときに、就きたい職業があったのは61.5%で、半数以上は将来の夢をもって勉強していたことになる。
受験勉強時には、「勉強する時間を決める」とか「寝る時間を決める」など、規則正しい生活時間を心がけていたという回答が56.6%だった。
わからない問題にぶつかったときの対処法としては、「納得いくまで自分で考えた」が43.9%、「一度考えてわからなければ時間をおいて解き直した」が35.3%となっており、すぐに回答を求めずじっくりと勉強に取り組んだとしている。
会社役員が何を励みに勉強に取り組んでいたのかという質問に対しては、「自分のこれまでの努力や成果」「自分の夢や目標」が61.7%で、他者よりも自分の意志や経験を励みとして勉強してきたことがわかる。
高校受験に取り組む中学生には、「目標に向け努力する姿勢」を身につけて欲しいという答えが多く、自ら問題を発見し、課題を解決できるような資質が必要とされていることがうかがえる結果となった。
《前田 有香》
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