妊婦や子どもへの水道水の健康影響…日本医学放射線学会
日本医学放射線学会では3月24日、Q&A形式の「妊娠されている方、子どもを持つご家族の方へ-水道水の健康影響について-」をホームページに掲載した。
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日本医学放射線学会では3月24日、Q&A形式の「妊娠されている方、子どもを持つご家族の方へ-水道水の健康影響について-」をホームページに掲載した。
妊婦については、「3月23日に東京都水道局が発表した放射性物質の濃度の水を、お母さんが飲んでも、お腹のお子さんへの健康影響はない」という。
また、「今回問題となった基準値は、赤ちゃん向けのミルクを調製すために用いる水を対象としたもので、非常に厳しい数値であるため、水道水の値がこれを超えたからといって、子どもの調理だけ別の水にする必要はない。子どもの健康に影響がおよぶことはない」と説明している。
水道水に含まれていたヨウ素は8日程度で放射線量は半分になることから、どうしても気になる方は、一晩汲み置いて使うだけでも放射線量は減る。ただし逆に、長期間汲み置きすることは雑菌が入る可能性があるため避けたほうがよいという。
なお、水道水に関する基準は、放射線が検出された水だけを毎日1年間飲み続けると仮定し、それでも、心配する必要がない濃度を設定していることから「この基準値を超えたら危険という数値ではない」としている。
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