東京電力、英語版サイトと日本語サイトに極端な資料差の不思議
東京電力のWebサイトには、震災後の3月13日から1〜3日程の間隔で、福島原発の様子を収めた画像・動画や記者会見の映像などが更新されている。
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
これらの画像・動画は同社のサイトに誰でもアクセスできる形で掲載されており、素材は記者会見にて配布されたものや、すでにテレビ番組やネット上でも紹介されているものも多く含まれるが、英語版のサイト(http://www.tepco.co.jp/en/news/110311/
)でのみ閲覧できる状態だ。このことから掲示板サイトなどでは、「日本人には知らせなくてもいいということか」などという批判があがっている。
この点について、東京電力の担当者に問い合わせてみた。
――東電の英語サイトには、多くの画像・動画が日々更新されており、日本語版より充実しているように見えるが?
東電担当者:海外のメディアに向けて広く展開していくという意図で、そのようにしている。
――日本語よりも英語のほうが、より広まるからという判断か?
東電担当者:その通り。
――東京電力は日本の企業であるので、英語版にあって日本語版へ掲載されていないのはおかしいのでは? 日本語サイトへ掲載する問題もないように思える。
東電担当者:日本語版へ掲載することへの問題はないが、掲載の予定は今のところない。日本語サイトへの掲載も今後検討していきたい。
同社の英語サイトのトップページ下部には次のような旨の英文が掲載されている。「TEPCOのオリジナルサイトは日本語であり、この英語サイトはあくまで参考のためのものです。英語訳と日本語オリジナルの内容に不一致がある場合は、日本語を有効とするものとします」。しかし、これだけの事態のなかで、英語版のみのサイトに大量の資料を公開している状態は理解に苦しむ。日本語サイトでのいっそうの情報公開を望みたい。
【地震】東電、英語版サイトと日本語サイトに極端な資料差の不思議
《編集部@RBB TODAY》
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