三菱商事、仙台市でボランティア活動を1年間継続
東日本大震災の被災地ではいろいろな形でボランティア活動が行われている。そのボランティア活動を企業として取り組んでいるのが三菱商事だ。仙台市宮城野区で行っており、1年間継続する。
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「お金をあげるだけでは能がない」と、小林健社長の発案で4月23日から始まった。社員の中から有志を募り、1チーム10人を現地に送る。期間は4日間で、4日目に次のチームが来て引き継ぎを行う。それを1年間繰り返すわけだ。
「当日、バスでボランティアセンターに行って、被災された方の要望を元に10人でできる仕事を割り振ってもらうのです。ほとんどが肉体労働で、家具の運搬や漂流物の撤去、汚泥の除去などです。そんな作業を10時から14時半まで行います」とボランティアに参加した広報マンは話す。寝泊まりは少し離れた秋保温泉の民宿で、1年間の長期契約を結んでいるそうだ。
小林社長は「参加した人間が一回りも二回りも大きくなって帰ってくると思う」と話しており、このボランティア活動を一つの人材育成の場としてとらえている。もちろん小林社長をはじめ、役員らも参加する。「筋肉痛が翌日ではなく2日目に出た。俺も年を取ったな」と笑っていた役員もいたそうだ。
《山田清志@レスポンス》
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