【中学受験】悔いなき受験へのラスト3か月-5/6…本番で力を発揮するトレーニング
2月1日、首都圏の中学受験本格スタートまで100日を切った。親子ともども悔いのない受験をするために、この3か月をどう過ごせばいいのか。本番で力を発揮するためのトレーニングについて紹介する。
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ここでは、本番で力を発揮するためのトレーニングについて紹介する。
――模試では合格可能性50%しかないけれど、過去問はよくできるという場合、どう判断したらいいでしょうか。
過去問は、家で、マイペースで取り組めるので、持っている力をそのまま発揮できます。過去問の点数はいいのに合格できない子は、テストの現場では緊張していつもの力が発揮できない子です。
その場合、学力だけでなく、本番でも心を安定させる力をつけることが必要です。
これは直前にあれこれやっても急には伸びません。私がやるのは、テストの後に、問題を振り返るだけでなく、テストの最中にどんな気持ちになったかを振り返らせることです。
たとえば、「30分くらいで頭がぼーっとしてきてわからなくなった」「40分くらいでもう無理かなという気がしてどうでもよくなった」などと答えるとします。
そのときに、「どういう状態のときはうまくできた?」「どういうテンポで解いたときはよかった?」と聞いてあげる。こうやって、自分の望ましい状態を言葉にし、共有します。今度は、そのような状態になっている自分を思い浮かべ、実際に目に浮かぶくらいになったら、次のテストのときはその状態を保つようにする。実践することで、いい状態を身体で覚えるのです。
一種のメンタルトレーニングですが、これを繰り返すことで、本番でも心の安定が保てるようになっていきます。
過去問に取り組むときも、開始時間や休憩時間を、本番とまったく同じ条件でやってイメージトレーニングをするといいでしょう。
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