鉄道博物館と東京大学、「デジタル レールウェイ ミュージアム」11/9より
さいたま市の鉄道博物館では、東京大学との共同研究の成果による新たな展示手法を提供する「デジタル レールウェイ ミュージアム」を11月9日より開始した。
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これまで大学院情報理工学系研究科が推進してきた博物館で活用すべき新しいデジタル技術の開発に、鉄道博物館は共同研究者として参画してきたという。「デジタル レールウェイ ミュージアム」は、鉄道博物館の特別企画展「時間旅行展」の開催に合わせ、これらの共同研究の成果を公開するもの。
展示内容は、携帯端末を展示車両に向けると、展示車両に重なって現役当時の車両の姿が見える「電車の思い出のぞき窓」、液晶ディスプレイで作った展示ケースの中に現われた電車の台車を、走らせたり透明化したりして、さまざまな角度から観察できる「ジタル展示ケース~台車でGO!~」、電車のシートに腰掛けると、数十秒前の過去の自分と現在の自分が共存する3D空間が目の前に出現する「時をかけるシート」など。
展示は鉄道博物館の入館料のみで見ることができる。
◆デジタル レールウェイ ミュージアム
開催日時:11月9日(水)より
会場:埼玉県さいたま市大宮区大成町3丁目47番
鉄道博物館 ヒストリーゾーン1F、コレクションゾーン2Fなど
アクセス:JR大宮駅よりニューシャトル「鉄道博物館(大成)駅」下車、徒歩1分
料金:鉄道博物館の入館料のみ
※一般1,000円、小中高生500円、幼児200円
開館時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで)
休館日:毎週火曜日および年末年始
[展示内容]
・電車の思い出のぞき窓
携帯端末を展示車両に向けると、展示車両に重なって現役当時の車両の姿が見えてくる
・デジタル展示ケース~台車でGO!~
液晶ディスプレイで作った展示ケースの中に現われた電車の台車を、走らせたり透明化したりして、さまざまな角度から観察できる
・時をかけるシート
電車のシートに腰掛けると、数十秒前の過去の自分と現在の自分が共存する3D空間が目の前に出現
・ナビログ
携帯端末に入っているアプリを使って、ヒストリーゾーンの展示車両を巡るガイドシステム
・デジタル「思い出ノート」
無人駅などに置かれている「思い出ノート」をデジタル技術で再現、来場者の思い出を博物館に残すことができる
・Post-Visit HAYABUSA Board
時間旅行展のはやぶさボードをデジタルアーカイブし、インターネット上で公開、来場者自身が書き込んだはやぶさボードのメッセージを、館内施設、外出先や自宅から見ながら、会話の話題にすることができる
《前田 有香》
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