小学館の学年誌「小学三年生」「小学四年生」が休刊に
小学館は12月1日、同社の発行する学年別学習雑誌「小学三年生」および「小学四年生」の休刊について発表した。
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来年創業90周年を迎える同社の創業以来の基幹雑誌となっていた「学年別学習雑誌」だが、一昨年には高学年向けの「小学五年生」と「小学六年生」が休刊。今回さらに中学年向けの「小学三年生」と「小学四年生」についても休刊が決まった。
同社では創刊以来、常に子どもたちの成長と環境の変化に合わせ内容を刷新してきたとしつつも、近年の社会状況や生活環境の急激な変化の中、趣味や価値観の多様化、情報の細分化と専門化などが子どもの世界にも浸透し、「学年別・男女共通の総合雑誌」という形態がそぐわなくなったと、休刊に至った経緯を説明している。
さらに同社では、今後も子ども向けの出版事業を意欲的に進めていくとしており、低学年向けの「小学一年生」「小学二年生」の2誌については、来年度以降も新企画を盛り込み刊行していくという。
また、来春には中・高学年の子ども向けには新たなムックシリーズ「小学館の学習ムック」を展開し、学習雑誌のノウハウを活かした新ジャンルの開拓を目指すとしている。
《田崎 恭子》
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