Google Science Fairは、現実の世界の問題やテーマに対し、科学的な調査を行い、そのアイデアや解決までのプロセスをWeb公開する世界規模のコンテスト。参加資格は、13歳から18歳までの学生で、個人または2〜3名のチームで応募する。
コンテストでは、「ゴミをエネルギーに変える方法は?」「ゆでるのと焼くの、どちらがよい?」「ものが跳ねるのはなぜ?」など、身近な疑問や好奇心をきっかけに、実験・記録を行って結論まで到達するように調査を進めることが求められる。
応募プロジェクトは、教師と大学教授で構成される審査団による地域審査を経て、地域ごとのファイナリスト90組を決定。その後さらにグローバルファイナリスト15組が選出され、7月に米・カリフォルニア州のGoogle本社で行われる最終審査でグランプリ受賞者が決定される。グランプリ・準グランプリの受賞者にはGoogleからの奨学金のほか、コンテストに賛同する各企業が提供する「一生に一度の体験」が用意されるという。
応募にあたっては、Googleのサイトを使用してプロジェクトの提出物を公開する必要があり、そのためのテンプレートも用意されている。またコンテストの公式サイトには、「先生方のためのヘルプ、ガイドライン、アイデア」と題し、学生への指導ポイントについてまとめた資料も公開されている。