「岩波文庫」ベストセラーが電子書籍化、4月下旬より
岩波書店は10日、「岩波文庫」電子書籍版の配信を開始することを発表した。ロングセラーの既刊書を中心に、28点32冊を電子書籍(リフロー版)化し、4月26日より一括配信する。
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
「岩波文庫」は1927(昭和2)年7月、創業者の岩波茂雄によって創刊された。文学、哲学、歴史、宗教、自然科学、法律、経済など、ほぼあらゆる分野の古典的著作を刊行しており、総刊行点数は現在では5600点を超えているとのこと。
電子書籍化されるのは、『こころ』(夏目漱石)、『小僧の神様 他十篇』(志賀直哉)、『山月記・李陵 他九篇』(中島敦)、『黒猫・モルグ街の殺人事件 他5篇』(ポオ/中野好夫訳)、『ツァラトゥストラはこう言った(上・下)』(ニーチェ/氷上英廣訳)など28点32冊。電子書籍は、「honto」「BookLive」「電子書店パピレス」「e-Book Japan」「GALAPAGOS STORE」「LISMO Book Store」などの電子書店を通じて販売される。
同社では、電子書籍の市場の広がりとともに、「電子書籍コンテンツ」として 「岩波文庫」の電子書籍化の要望が強まったため、今回要望に応えることにしたとしている。なお、「岩波新書」「岩波ジュニア新書」は、すでに昨年11月より電子書籍版が配信されており、「岩波新書」は月4点、「岩波ジュニア新書」は月1点ずつが定期配信されている。
岩波書店、「岩波文庫」の電子書籍化を決定……4月下旬より配信開始
《冨岡晶@RBB TODAY》
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