タブレット端末の授業利用は11%に留まる…コストダウンが課題
eラーニング戦略研究所は、全国の小・中・高校、大学教員計100名を対象に、タブレット端末の授業利用に関するアンケート調査を実施した。現在タブレット端末の授業利用度は11%に留まり、導入にはコスト面での問題が依然として大きいことを明らかにした。
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タブレット端末は現在、主に写真や資料の閲覧、専門教育における具体的事例の紹介など、スポット的に活用されているものと見られる。
調査では、タブレット端末導入時の最大の問題として89%が「費用」と回答。また62%が「数年で古くなり継続利用が難しい」としていることや、導入可能な価格帯として92.5%が「2万円未満」と回答していることから、導入時だけでなく、導入後のメンテナンスや老朽化によるコストの問題などが普及の大きな障害になっているとしている。
タブレット端末の機能の必要性では、「チャット機能」については必要ないと答える教員が67%に上り、「インターネットを経由して出席をとる機能」では必要性に意見が分かれた。一方、生徒一人ひとりへの指導に役立つ「生徒の理解度を可視化(リアルタイムで教員の端末に表示)する機能」が80%の高い支持を集め、調べ学習に必須とされる「Webサイトの閲覧機能」も75%が必要と答えた。
また、タブレット端末に求める機能として、小・中・高校教員からは生徒同士が互いの画面を見るなどして考えを共有できる「画面共有機能」、サイトの閲覧制限など「ロック・制限機能」を挙げ、子どもの年齢の上昇に伴い、資料やレポートの「配布・提出機能」や「質問機能」も挙げられた。
教員はより教育現場に即した機能を求めており、現在タブレット端末を利用していない教員も、授業での利用イメージをある程度具体的に持っていることが伺える。さらに、今後の課題や期待することとして「タブレット使用授業例の提供」や「実験校の協力によるデータ収集・解析」など、端末の活用手法の確立や教育効果の実証を全教員が共通して求めている。
調査では、具体的な授業モデルや効果実証データの提示などが今後の利用拡大には必要不可欠とし、コストダウンや更なる機能の充実、教材やソフト開発、環境整備など、さまざまな課題があげられた。IT技術の活用で教育効果をさらに高めることに教員が期待を持ちつつ、教育機関ごとに効果的な導入形態や利用スタイルを模索している段階であるという。
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