東大物性研の新スパコンシステム、富士通が受注
富士通は16日、東京大学 物性研究所(物性研)の新スーパーコンピュータシステムを受注したことを発表した。来年春からの稼働を目指す。
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
新システムは、スーパーコンピュータ「PRIMEHPC FX10」4ラック、384ノードから構成され、理論演算性能は90.8テラフロップスとなる予定。HPCミドルウェアとして、ペタスケールシステムに対応した「Technical Computing Suite」、ログインノードなどとして、「PRIMERGY」12台をあわせて導入。ストレージとしては、合計容量126.9テラバイトとなるストレージシステム「ETERNUS」を導入する。
主に物性研究者による全国共同利用のほか、スーパーコンピュータ「京」の戦略プログラム 分野2「新物質・エネルギー創成」の研究やアプリケーション開発などに活用される。これにより高性能デバイス、高効率の燃料電池、新しい薬剤の開発などに貢献することが期待されるとのこと。
物性研(1957年設立)は、物質を構成する原子や電子の振る舞いから物質のさまざまな性質を理解するための物性科学研究における国の中核的機関。「京」の戦略プログラムの分野2「新物質・エネルギー創成」の代表機関として、分子科学研究所や東北大学金属材料研究所ならびに11の協力機関を中核とした計算物質科学イニシアチブ(CMSI)を組織し、計算物質科学を推進している。
富士通、東京大学 物性研究所の新スパコンシステムを受注
《冨岡晶@RBB TODAY》
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