フューチャースクール、学校・家庭連携など小中学校ICT利活用報告
フューチャースクール推進研究会が10月18日、総務省で開催された。第5回にあたる今回は、2012年度実施の小学校10校と中学校8校、特別支援学校2校の計20校におけるICT利活用の中間報告が行われた。
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2010年度から総務省が取り組んでいる「フュ-チャースクール推進事業」は、2011年度から文部科学省の「学びのイノベーション事業」と連携し、2011年度からの継続校(小学校10校)に加え、新たな実証校(中学校8校と特別支援学校2校)を追加し、学校現場における情報通信技術面を中心とした課題の抽出・分析、技術的条件やその効果について実証研究を行っている。
実証3年目となる小学校は、東日本地域の5校はNTTコミュニケーションズ、西日本地域の5校は富士通総研が取りまとめを行う。
東日本地域5校の小学校の運用状況について、タブレットPCは生徒数が増えたことにより100台程度追加し5校計約2,000台、インタラクティブ・ホワイト・ボード(IWB)は5校計72台、無線LANアクセスポイント12台を追加し5校計204台で運用しているという。ICT利活用事例として、本田小学校では、小学2年生の生活科「図書館探検をしよう」の単元で、地域の公立図書館に行き、タブレットPCを活用して取材記録をとり、その後数回の授業でタブレットPCを活用して資料にまとめ、クラス全体で図書館のガイドブックを作成したという。また、高松小学校ではタブレットPCを自宅に持ち帰って調べもの学習を実施し、学校と家庭間の連携を図っている。
西日本地域5校の小学校のICT利活用事例として、教員が児童の机を巡回時にデジタルカメラで児童のノートを撮影し、画像を無線LAN機能付きメモリーカード経由でIWBに自動転送することにより、即座にIWBで発表し、クラス全員で共有するという。また、夏休み期間中にタブレットPCとデータ通信カードを自宅に持ち帰り、児童が家庭からインターネット上の電子模造紙ソフトに接続し、意見交換を実施した。
実証2年目となる中学校および特別支援学校の運用状況について、佐賀県立武雄青陵中学校では、タブレットPCを毎日1時間、IWBを毎日4時間授業で活用している。体育の授業でタブレットPCを使い、マット運動の動画を撮影し、自分のフォーム修正につなげる取組みを実践したという。また、富山県立ふるさと支援学校では、教員とICT支援員が協力し、自作のインタラクティブデジタル絵本「おおきなかぶ」や、音の波形を視覚化し、声の大きさを表示する「音波形ソフト」などの教材を開発するほか、タブレットPC付属のペンを使えない重度重複障害の児童に対しては、ピンポン球に導電性のテープを貼ったものを使い、操作デバイスを工夫しているという。
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