書籍「ほんとうにいいの?デジタル教科書」12/7発売
ITにそれほど詳しくない一般の人でも理解しやすい、デジタル教科書について解説した書籍「ほんとうにいいの?デジタル教科書」新井紀子(著)が12月7日に岩波書店より発売した。
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著者からのメッセージによると、「デジタル教科書に関して書かれた報告書やウェブサイト、書籍、どれを開いても見慣れないカタカナ語が氾濫しているのである。クラウドコンピューティング、ビットレート、オペレーティングシステム、タブレット等々、挙げればきりがない。意を決して、それらの意味を読み解こうとして辞書を開くと、さらなるカタカナ語が押し寄せる。これでは、いつまでたっても『デジタル教科書』とはどんなもので、なぜ今それが議論されているのかに、一般の人がたどりつくことはできそうにない。」という。
同書では、教育現場での情報技術活用に早くから取り組んできた著者が、パソコンやインターネットを使ってはいるが、その仕組みに専門的な関心を抱いていない読者を対象に、デジタル教科書と呼ばれるのはどのようなものか解説する。紙の教科書と比較したメリット・デメリットを論じた上で、拙速な導入の危うさを指摘している。
◆ほんとうにいいの?デジタル教科書
著者:新井紀子
価格:588円
出版社:岩波書店
体裁:A5判
頁数:72ページ
発売日:2012年12月7日
目次:
(はじめに)平等に是非を議論するために
1.「デジタル教科書」とはどのようなものか
2.ソフトウェアから見た問題
3.デジタルコンテンツと学びの質
4.ネットワーク配備をめぐる政治状況
5.教育の「クラウド化」と予算
(おわりに)デジタルへの興奮を自覚的に鎮める
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