PM2.5が関東にも飛来、埼玉県幸手市で指針値超え
中国の大気汚染による微小粒子状物質(PM2.5)が日本にも飛来し、関東にも影響が及んでいる。埼玉県の大気汚染常時監視システムの速報値によると、3月8日15時現在、幸手市のPM2.5濃度が1日の暫定指針値である1日平均70マイクログラムを超過している。
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
環境省は、注意喚起のための暫定的な指針として、PM2.5濃度を1日平均70マイクログラムと設定している。PM2.5は、肺の奥深くまで入りやすく、肺がんや呼吸系、循環器系への影響が懸念されており、特に呼吸器系や循環器系の疾患がある小児や高齢者は影響が出やすいという。
環境省のウェブサイトでは、環境省大気汚染物質広域監視システム「そらまめ君」を公開しているが、アクセスが集中して繋がりにくいため、都道府県の速報値掲載サイトを参照することをお奨めする。
対策として、PM2.5濃度が暫定指針値を超えた場合には、屋外での長時間の激しい運動や外出をできるだけ減らすことが有効という。外出時は、大気汚染物質を体内に取り込まないように、粒径2.5マイクロメートル(1マイクロメートル=0.001mm)以下の小さな粒子を遮断する、遮断率試験(PFE)の基準をクリアしたマスクを使用すること。
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