1か月平均消費支出は291,066円、貯蓄は1,658万円…総務省家計調査
総務省は5月14日、家計調査報告(家計収支編)2013年1月-3月の平均速報を公表した。2人以上の世帯の1世帯あたりの1か月平均消費支出は前年同期比実質2.8%増加の291,066円。2012年平均の1世帯あたりの貯蓄現在高は1,658万円であることが明らかになった。
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
同調査は、一定の統計上の抽出方法に基づき選定された全国約9千世帯を対象として、家計の収入・支出、貯蓄・負債などを毎月調査している。総世帯は2人以上の世帯と単身世帯を合わせた世帯である。
1世帯あたりの1か月平均消費支出は、総世帯が前年同期比実質3.3%増加の252,386円、2人以上の世帯が実質2.8%増加の291,066円、単身世帯が実質5.9%増加の161,486円と前年同期と比べ増加傾向にあることが明らかになった。2人以上の世帯の教育費は11,970円で、3期ぶりの実質増加となった。
同日公表された家計調査報告(貯蓄・負債編)によると、2012年平均の1世帯あたりの貯蓄現在高は、2人以上の世帯は1,658万円で、通貨性預貯金などは増加したものの、「生命保険など」や有価証券が減少したことにより、前年に比べ0.4%の減少となった。貯蓄現在高階級別の世帯分布をみると、平均値の1,658万円を下回る世帯が67.2%と約3分の2を占め、貯蓄現在高の低い階級に偏ったものとなっている。
一方、負債現在高は、2人以上の世帯は平均469万円で、住宅・土地のための負債などが増加したことにより,前年に比べ1.5%の増加となった。負債現在高・負債保有世帯の割合がもっとも高いのは世帯主が40~49歳の世帯であった。
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