Windowsタブレット「Surface RT」の教育活用、Officeの標準搭載が特長
日本マイクロソフトが7月10日から教育機関を対象に始めたWindowsタブレット「Surface RT」の期間限定導入検証プログラムの実施期間が延長された。定価の3万円引きでタブレットを提供する今回の企画には、200校以上からの申し込みがあり、教育機関からの反応はよいようだ。
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ただ、アプリの数で考えると「Windows ストア」のコンテンツ充実度は低い。現在Windows ストアに登録されているアプリ数は約11万、アップルの「App Store」は約80万と差が大きいのが現状だ。アプリは副教材として利用できるだけでなく、タブレット自体の活用範囲を広げるため、提供されているアプリ数がタブレットの可能性といっても過言ではない。そういった意味では、これからWindows ストアアプリが増え続け、近い未来にiPad所有者が活用できるアプリ数と同様の数が提供されることに期待したい。
◆総評
ここで改めて、Surface RTの長所を整理すると、画面サイズ、すべりにくいマットな触感のデザイン、携帯PC感覚で使える純正キーボードの存在と、USB・マイクロSD接続が可能であること。また、コンテンツ面では、Word、Excel、PowerPoint、OneNoteといった基本アプリのプレインストールは、教育機関への導入に当たり大きな特長だろう。
一方で、改善を求める点としては、アプリコンテンツの充実だろう。タブレットを最大限にいかすためには、あらゆる場面で利用できる幅広いラインナップが必須だ。それには、副教材として利用できる教育関連のアプリだけでなく、デジタル黒板やプロジェクターといった機器や既存のクラウドサービスと連携するためのアプリなどに期待したい。
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