iPhone 5cの通信スピードを全国20都市で調査、最速はソフトバンク

　全国主要都市＝20都市125ヵ所での iPhone 5cのダウンロード平均スピードは、ソフトバンクが最速だった。20Mbps以上の通信速度を記録した調査スポット数は、ソフトバンクが87ヵ所で最も多い。LTEエリアは3キャリアともLTEカバー率100％だった。

デジタル生活モバイル

2013.9.30 Mon 14:14

　全国主要都市＝20都市125ヵ所での iPhone 5cのダウンロード平均スピードは、ソフトバンクが最速だった。20Mbps以上の通信速度を記録した調査スポット数は、ソフトバンクが87ヵ所で最も多い。LTEエリアは3キャリアともLTEカバー率100％だった。

　9月20日にドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアから iPhone 5s/5cが発売されたことを受け、MMD研究所は9月21～25日に、全国の主要都市で「2013年9月 iPhone 5cキャリア・地域別通信速度比較調査」を実施した。

　計測は「RBB TODAY SPEED TEST」アプリを利用し、10～19時の時間帯に同条件下で各端末3回計測を行ない、平均値を記録した。調査開始時に3G回線の箇所においては、機内モードのon/offを最大3回繰り返し、LTEの捕捉状況を確認した。

　ダウンロード平均スピードは、ソフトバンクが26.45Mbps、auが22.00Mbps、ドコモが18.21Mbpsで、ソフトバンク iPhone5cが最速だった。3月に行なった iPhone 5での調査結果と比較すると、auが平均7.93Mbpsから約14Mbps、ソフトバンクが平均9.88Mbpsから約16Mbps、それぞれ速度が上がった。

　最速値は、ドコモが金沢市「金沢21世紀美術館入口」の52.71Mbps、auが大阪市「アメリカ村三角公園」の52.55Mbps、ソフトバンクが名古屋市「名古屋ドーム前」の69.06Mbpsだった。20Mbps以上のダウンロード平均スピードを記録した調査スポット数は、ドコモが125ヵ所中39ヵ所で31.2％、auが62ヵ所で49.6％、ソフトバンクが87ヵ所で69.6％となった。

　アップロード平均スピードは、全国平均でソフトバンクが11.59Mbps、auが10.70Mbps、ドコモが5.47Mbpsだった。

　また、今回調査した20都市125ヵ所のLTEエリアにおいては、3キャリアともにLTEカバー率が100％だった。